スポンサーリンク



RLC並列共振回路

ページ内にPR・広告が含まれる場合があります。

RLC並列共振回路って何?

交流回路でRLC並列共振回路というのがあります。このRLC並列共振回路とはどんな回路なのでしょうか?

 

RLC並列共振回路の回路図を書いてみると、次のような回路になります。

 

RLC並列共振回路

 

あれ? 抵抗 $R$ 、コイル $L$ 、コンデンサ $C$ を並列にただ接続しただけのRLC並列回路と同じですね?

 

RLC並列共振回路を回路図で書くと、このようにただのRLC並列回路なのですが、RLC並列回路RLC並列共振回路では、もちろん「意味」が違います。ここでいう「意味」とは、「回路の特性が違う」ということです。(どちらもRLC並列回路であることには変わりありませんが…。)

 

RLC並列回路とRLC並列共振回路の回路図

 

では、2つの回路の特性は何が違うのでしょうか?

 

2つの回路の名称を見比べてみると、「共振」という言葉があるか?ないか?が違いますよね?

 

RLC並列回路 ← 「共振」って書いてない
RLC並列共振回路 ← 「共振」って書いてる

 

つまり、共振するRLC並列回路をRLC並列共振回路と呼んで区別しているんですね。

 

ところで、共振とは何なのでしょうか? 並列共振すると、どういう状態になるのでしょうか?

 

完全に並列共振すると、先ほどのRLC並列回路が次のようになります。

 

共振していないRLC並列回路と共振しているRLC並列回路

 

コイルとコンデンサがなくなってんじゃん!

 

あ、当たり前ですが、コイル $L$ とコンデンサ $C$ のモノがなくなってしまった、という訳ではありませんよ。RLC並列共振回路を電気的に考えると、コイル $L$ とコンデンサ $C$ がないのと同じ状態(コイルとコンデンサを開放したのと同じ状態)になるということです。(上の図はイメージです。)

 

つまり、RLC並列回路が完全に共振状態の場合、その回路のインピーダンスは電気的に抵抗 $R$ だけになるということです。

 

へー、そうなんだ? そうなんですよ!

 

でも、本当に回路がそんなことになっちゃったりするの? と思ったりしますよね、たぶん…。

 

では次に、

 

本当に回路がそんなことになっちゃったりすることができるのか?

 

RLC並列回路のインピーダンスの式から考えてみましょう。

 

スポンサーリンク

 

RLC並列回路のインピーダンスの式と共振条件

RLC並列回路のインピーダンス $\dot{Z}$ を与える式は、次のようになりますね。(並列回路なのでアドミタンス(インピーダンスの逆数)を足しています。$ \omega$ は角周波数( $\omega = 2 \pi f$ )です。)

 

$\dfrac{1}{\dot{Z}} = \dfrac{1}{R} + \dfrac{1}{j \omega L} + j \omega C$

 

このままだとなんなので、この式を整理すると、

 

$\dfrac{1}{\dot{Z}} = \dfrac{j \omega L + R + j \omega C \cdot R \cdot j \omega L}{R \cdot j \omega L}$ $= \dfrac{R + j \omega L - \omega^2 R L C}{j \omega R L}$ $= \dfrac{R - \omega^2 R L C + j \omega L}{j \omega R L}$

 

$\dot{Z} = \dfrac{j \omega R L}{R - \omega^2 R L C + j \omega L}$ $= \dfrac{j \omega R L \left\{ \left( R - \omega^2 R L C \right) - j \omega L \right\}}{\left\{ \left( R - \omega^2 R L C \right) + j \omega L \right\} \left\{ \left( R - \omega^2 R L C \right) - j \omega L \right\}}$

 

$= \dfrac{j \omega R L \left( R - \omega^2 R L C \right) + \omega^2 R L^2}{\left( R - \omega^2 R L C \right)^2 + \omega^2 L^2}$ $= \dfrac{j \omega R^2 L \left( 1 - \omega^2 L C \right) + \omega^2 R L^2}{\left( R - \omega^2 R L C \right)^2 + \omega^2 L^2}$

 

$= \dfrac{\omega^2 R L^2}{\left( R - \omega^2 R L C \right)^2 + \omega^2 L^2}$ $+ j \dfrac{\omega R^2 L \left( 1 - \omega^2 L C \right)}{\left( R - \omega^2 R L C \right)^2 + \omega^2 L^2}$

 

$\therefore \dot{Z} = \dfrac{\omega^2 R L^2}{\left( R - \omega^2 R L C \right)^2 + \omega^2 L^2}$ $+ j \dfrac{\omega R^2 L \left( 1 - \omega^2 L C \right)}{\left( R - \omega^2 R L C \right)^2 + \omega^2 L^2}$ …①

 

あー、なんだか複雑な式になってしまいました。この式からどう考えていきましょう?

 

先ほど、RLC並列回路が共振すると、そのインピーダンスは抵抗 $R$ だけになるということでしたよね?

 

ということは、RLC並列回路が共振するときは①式の虚部は必ずゼロになるはずです。(抵抗だけの回路の場合、その回路のインピーダンスに虚数単位 $j$ は付かないですよね、そういう意味です。)

 

では、①式の虚部をゼロとしてみましょう。すると、

 

①式の虚部 $= \dfrac{\omega R^2 L \left( 1 - \omega^2 L C \right)}{\left( R - \omega^2 R L C \right)^2 + \omega^2 L^2}$ $= 0$ より、

 

$\omega R^2 L \left( 1 - \omega^2 L C \right) = 0$ …② となります。

 

この②式を $\omega$ について解いてみましょう。

 

②式を $\omega$ についてそのまま解くと $\omega = 0$ も解になりますが、$\omega$ は角周波数で、ここでは交流回路を考えているので $\omega$ はゼロより大きくなります。なので、$\omega =0$ は求める解から外します。すると②式は、

 

$1 - \omega^2 L C = 0$ となります。計算を続けると、

 

$\omega^2 L C = 1$ 、 $\omega^2 = \dfrac{1}{L C}$ 、 $\omega \gt 0$ なので、

 

$\therefore \omega = \dfrac{1}{\sqrt{L C}}$ となり、①式の虚部がゼロになるときの $\omega$ が求められました。

 

この $\omega$ を①式に入れてみるとどうなるでしょうか? $\omega$ を①式に代入してみましょう。

 

$\dot{Z} = \dfrac{\omega^2 R L^2}{\left( R - \omega^2 R L C \right)^2 + \omega^2 L^2}$ $+ j \dfrac{\omega R^2 L \left( 1 - \omega^2 L C \right)}{\left( R - \omega^2 R L C \right)^2 + \omega^2 L^2}$

 

$= \dfrac{\dfrac{1}{L C} \cdot R L^2}{\left( R - \dfrac{1}{L C} \cdot R L C \right)^2 + \dfrac{1}{L C} \cdot L^2}$ $+ j \dfrac{\dfrac{1}{\sqrt{L C}} \cdot R^2 L \left( 1 - \dfrac{1}{L C} \cdot L C \right)}{\left( R - \dfrac{1}{L C} \cdot R L C \right)^2 + \dfrac{1}{L C} \cdot L^2}$

 

$= \dfrac{\dfrac{R L}{C}}{\left( R - R \right)^2 + \dfrac{L}{C}}$ $+ j \dfrac{\dfrac{R^2 L}{\sqrt{L C}} \cdot \left( 1 - 1 \right)}{\left( R - R \right)^2 + \dfrac{L}{C}}$

 

$= \dfrac{\dfrac{R L}{C}}{\dfrac{L}{C}} + j \dfrac{\dfrac{R^2 L}{\sqrt{L C}} \times 0}{\dfrac{L}{C}}$ $= R + j \times 0$ $= R$

 

$\therefore \dot{Z} = R$ [$ \mathrm{\Omega} $]

 

あれ? インピーダンスが抵抗 $R$ だけになってしまいました。

 

つまり、RLC並列回路で $\omega = \dfrac{1}{\sqrt{L C}}$ とすると、コイル $L$ とコンデンサ $C$ がなくなって、インピーダンス $\dot{Z}$ は抵抗 $R$ だけになるということです。

 

実は、ここの計算途中ででてきた $\omega = \dfrac{1}{\sqrt{L C}}$ がRLC並列共振回路の共振条件で、$\omega = \dfrac{1}{\sqrt{L C}}$ を代入して得られた $\dot{Z} = R$ がRLC並列共振回路のインピーダンスになるんですね。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク


 

RLC並列共振回路の共振周波数

ついでに、共振周波数についても説明しておきます。

 

共振周波数とは回路が共振するときの周波数のことで、RLC並列共振回路の場合、並列共振周波数とか反共振周波数と言ったりもします。この並列共振周波数は、回路の共振条件から求められます。

 

RLC並列回路が並列共振するための条件は、先ほど計算した条件より、$\omega = \dfrac{1}{\sqrt{L C}}$ …③ になります。

 

角周波数 $\omega$ は周波数を $f$ とすると $\omega = 2 \pi f$ と表わされるので、$f$ を $f_0$ として③式に代入します。すると、

 

$2 \pi f_0 = \dfrac{1}{\sqrt{L C}}$ となります。これを $f_0$ について解くと、$f_0 = \dfrac{1}{2 \pi \sqrt{L C}}$

 

$\therefore f_0 = \dfrac{1}{2 \pi \sqrt{L C}}$ [$ \mathrm{Hz} $] (←これがRLC並列共振回路の共振周波数の式)

 

となり、これがRLC並列共振回路の共振周波数になります。

 

式をみると分かるように、共振周波数は、コイルのインダクタンス $L$ とコンデンサの静電容量 $C$ の値で決まります。

 

つまり、コイルのインダクタンス $L$ とコンデンサの静電容量 $C$ に適当な値を選ぶことで共振周波数を調整することができるということになります。これ大事!

 

RLC並列回路の共振周波数とインピーダンスの大きさの関係

RLC並列回路の共振周波数とインピーダンスの大きさの関係をグラフ(概形)で書いてみると、次のようになります。

 

RLC並列回路の共振周波数とインピーダンスの大きさの関係

 

グラフをみると分かるように、RLC並列回路のインピーダンスの大きさは、共振周波数のときに最も大きくなり( $| \dot{Z} | = R$ )、共振周波数から外れるほど小さくなります。(ちなみに、RLC直列共振回路の場合にはこれとは反対で、共振周波数のときにインピーダンスが最も小さくなります。)

 

なので、共振周波数のときは、インピーダンスが最も大きくなるので回路に流れる電流は最も小さくなります。

 

RLC並列共振回路のまとめ

RLC並列共振回路についてまとめると次のようになります。

 

RLC並列共振回路のまとめ
  • RLC並列回路を共振周波数で使うとRLC並列共振回路
  • RLC並列共振回路の共振周波数は、$f_0 = \dfrac{1}{2 \pi \sqrt{L C}}$
  • RLC並列回路が共振しているとき、インピーダンスは最も大きくなり、その大きさは $| \dot{Z} | = R$

 

共振回路は電気で色々幅広く使われているので、基本的なことだけでもおぼえておくようにしましょう!

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク


 

RLC直列共振回路については、こちらのRLC直列共振回路のページを参考にしてみてください。

 

RLC並列回路の合成インピーダンスについてはこちら
⇒ 交流回路の合成インピーダンスの計算(RLC並列回路)
RLC並列回路の電圧と電流の計算とベクトル図についてはこちら
⇒ 交流回路の電圧と電流の計算とベクトル図(RLC並列回路)
を参考にしてみてください。



スポンサーリンク


RLC並列共振回路 関連ページ

インピーダンス
インピーダンスについて解説しています。交流回路での電圧と電流の比をインピーダンスといい、インピーダンスの大きさは、交流電流の流れにくさを表わします。インピーダンスの求め方や、インピーダンス三角形、インピーダンス角などについても解説していますので参考にしてみてください。
複素インピーダンス
複素インピーダンスについて解説しています。複素数で表わされたインピーダンスを複素インピーダンスといい、複素インピーダンスの実部は抵抗、虚部はリアクタンスを表わします。いろいろな交流回路の複素インピーダンスの求め方などについても解説していますので参考にしてみてください。
アドミタンス
アドミタンスについて解説しています。インピーダンスの逆数をアドミタンスといい、アドミタンスの大きさは、交流電流の流れやすさを表わします。アドミタンスの求め方や、アドミタンス三角形、アドミタンス角などについても解説していますので参考にしてみてください。
複素アドミタンス
複素アドミタンスについて解説しています。複素数で表わされたアドミタンスを複素アドミタンスといい、複素アドミタンスの実部はコンダクタンス、虚部はサセプタンスを表わします。いろいろな交流回路の複素アドミタンスの求め方などについても解説していますので参考にしてみてください。
交流回路のインピーダンスの計算(素子が1個の場合)
素子(抵抗R、コイルL、コンデンサC)が1個の場合のインピーダンスについて解説しています。素子(R、L、C)が1個なので、計算というほどの計算もなく求められますが、とりあえずインピーダンスの計算の基礎なので・・・。
交流回路の合成インピーダンスの計算(素子が2個直列接続の場合)
素子(抵抗R、コイルL、コンデンサC)が2個直列接続された場合(RL直列回路、RC直列回路,LC直列回路)の合成インピーダンスを計算しています。LC直列回路の場合には、コイルLとコンデンサCのリアクタンスの大きさによって合成インピーダンスのベクトルの向きが変わるので気を付けましょう。
交流回路の合成インピーダンスの計算(素子が2個並列接続の場合)
素子(抵抗R、コイルL、コンデンサC)が2個並列接続された場合(RL並列回路、RC並列回路,LC並列回路)の合成インピーダンスを計算しています。LC並列回路の場合は、条件によって合成インピーダンスのベクトルの向きが変わるので気を付けましょう。各合成インピーダンスのベクトル図も書いていますので、参考にしてみてください。
交流回路の合成インピーダンスの計算(RLC直列回路)
素子(抵抗R、コイルL、コンデンサC)が3個直列接続された場合(RLC直列回路)の合成インピーダンスを計算しています。RLC直列回路の場合、コイルLとコンデンサCのリアクタンスの大きさが同じときには合成インピーダンスは抵抗Rだけになります。これはすごく大事なことなのでおぼえておきましょう!
交流回路の合成インピーダンスの計算(RLC並列回路)
素子(抵抗R、コイルL、コンデンサC)が3個並列接続された場合(RLC並列回路)の合成インピーダンスを計算しています。RLC並列回路の場合、周波数が反共振周波数のときコイルLとコンデンサCの並列回路部分が解放状態と同じになるため、合成インピーダンスは抵抗Rだけになります。
RLC直列共振回路
RLC直列共振回路について解説しています。RLC直列共振回路はフィルタ回路など電気で幅広く応用されている回路ですので、共振周波数など基本的なことだけでもおぼえておくようにしましょう。
正弦波交流波形の実効値はなぜ最大値÷√2か?
正弦波交流波形の実効値を求めるときは最大値を√2で割ればいいですが、では、なぜ√2で割れば実効値になるのでしょうか?正弦波交流波形の実効値が最大値÷√2になることを計算で導いてみましたので参考にしてみてください。全波整流波形、半波整流波形、方形波、のこぎり波についても実効値を計算してみました。
なぜコイルに流れる電流の位相は電圧より90°遅れるのか?
コイルに流れる電流の位相は電圧よりも90°遅れますが、コイルの場合、なぜ電流が電圧よりも90°遅れ位相になるのかを計算で導いています。
なぜコンデンサに流れる電流の位相は電圧より90°進むのか?
コンデンサに流れる電流の位相は電圧よりも90°進みますが、コンデンサの場合、なぜ電流が電圧よりも90°進み位相になるのかを計算で導いています。
交流回路の電圧と電流の計算とベクトル図(抵抗だけの回路)
正弦波交流電源に抵抗だけ接続されている交流回路の回路に流れる電流と、抵抗にかかる電圧の計算方法について解説しています。電圧と電流のベクトル図の描き方についても解説していますので、交流回路の計算やベクトル図の描き方の参考にしてみてください。
交流回路の電圧と電流の計算とベクトル図(コイルだけの回路)
正弦波交流電源にコイルだけ接続されている交流回路の回路に流れる電流と、コイルにかかる電圧の計算方法について解説しています。電圧と電流のベクトル図の描き方についても解説していますので、交流回路の計算やベクトル図の描き方の参考にしてみてください。
交流回路の電圧と電流の計算とベクトル図(コンデンサだけの回路)
正弦波交流電源にコンデンサだけ接続されている交流回路の回路に流れる電流と、コンデンサにかかる電圧の計算方法について解説しています。電圧と電流のベクトル図の描き方についても解説していますので、交流回路の計算やベクトル図の描き方の参考にしてみてください。
交流回路の電圧と電流の計算とベクトル図(RL直列回路)
RL直列回路(交流回路)の各素子にかかる電圧、直列接続全体にかかる電圧、位相差の計算方法について解説しています。RL直列回路の電圧と電流のベクトル図の描き方についても解説していますので、RL直列回路の計算やベクトル図の描き方の参考にしてみてください。
交流回路の電圧と電流の計算とベクトル図(RC直列回路)
RC直列回路(交流回路)の各素子にかかる電圧、直列接続全体にかかる電圧、位相差の計算方法について解説しています。RC直列回路の電圧と電流のベクトル図の描き方についても解説していますので、RC直列回路の計算やベクトル図の描き方の参考にしてみてください。
交流回路の電圧と電流の計算とベクトル図(RLC直列回路)
RLC直列回路(交流回路)の各素子にかかる電圧、直列接続全体にかかる電圧、位相差の計算方法について解説しています。RLC直列回路の電圧と電流のベクトル図の描き方についても解説していますので、RLC直列回路の計算やベクトル図の描き方の参考にしてみてください。
交流回路の電圧と電流の計算とベクトル図(RL並列回路)
RL並列回路(交流回路)の各素子に流れる電流、回路全体に流れる電流、位相差の計算方法について解説しています。RL並列回路の電圧と電流のベクトル図の描き方についても解説していますので、RL並列回路の計算やベクトル図の描き方の参考にしてみてください。
交流回路の電圧と電流の計算とベクトル図(RC並列回路)
RC並列回路(交流回路)の各素子に流れる電流、回路全体に流れる電流、位相差の計算方法について解説しています。RC並列回路の電圧と電流のベクトル図の描き方についても解説していますので、RC並列回路の計算やベクトル図の描き方の参考にしてみてください。
交流回路の電圧と電流の計算とベクトル図(LC並列回路)
LC並列回路(交流回路)の各素子に流れる電流と、回路全体に流れる電流の計算方法について解説しています。LC並列回路の電圧と電流のベクトル図の描き方についても解説していますので、LC並列回路の計算やベクトル図の描き方の参考にしてみてください。
交流回路の電圧と電流の計算とベクトル図(RLC並列回路)
RLC並列回路(交流回路)の各素子に流れる電流、回路全体に流れる電流、位相差の計算方法について解説しています。RLC並列回路の電圧と電流のベクトル図の描き方についても解説していますので、RLC並列回路の計算やベクトル図の描き方の参考にしてみてください。
RL直列回路の電圧と電流の計算(電源の電圧を基準にした場合)
RL直列回路の回路に流れる電流と各素子にかかる電圧を電源の電圧を基準にして計算していますので、RL直列回路の電圧と電流の計算方法の参考にしてみてください。
RC直列回路の電圧と電流の計算(電源の電圧を基準にした場合)
RC直列回路の回路に流れる電流と各素子にかかる電圧を電源の電圧を基準にして計算していますので、RC直列回路の電圧と電流の計算方法の参考にしてみてください。
RLC直列回路の電圧と電流の計算(電源の電圧を基準にした場合)
RLC直列回路の回路に流れる電流と各素子にかかる電圧を電源の電圧を基準にして計算していますので、RLC直列回路の電圧と電流の計算方法の参考にしてみてください。
交流回路の電力の計算(抵抗だけの回路)
負荷が抵抗だけの場合の交流回路の電力(瞬時電力、平均電力)の計算方法(求め方)、電力の波形などについて解説しています。
交流回路の電力の計算(コイルだけの回路)
負荷がコイルだけの場合の交流回路の電力(瞬時電力、平均電力)の計算方法(求め方)、電力の波形などについて解説しています。
交流回路の電力の計算(コンデンサだけの回路)
負荷がコンデンサだけの場合の交流回路の電力(瞬時電力、平均電力)の計算方法(求め方)、電力の波形などについて解説しています。
交流回路の電力の計算(RL直列回路)
RL直列回路の電力(瞬時電力、平均電力)の計算方法(求め方)、電力の波形などについて解説しています。
交流回路の電力の計算(RC直列回路)
RC直列回路の電力(瞬時電力、平均電力)の計算方法(求め方)、電力の波形などについて解説しています。
有効・無効・皮相電力
交流回路には「有効電力」「無効電力」「皮相電力」の3種類の電力があります。それぞれの電力の求め方と、3つの電力の関係について解説しています。
力率とは?(力率と電力の関係)
交流回路の勉強をしていると「力率」がでてきますが、力率って何でしょうか?力率の式の表し方には色々ありますが、ここでは、力率と皮相電力、有効電力、無効電力の関係とその関係式などについて解説します。
力率とは?(力率と位相の関係)
交流回路の勉強をしていると「力率(cosΘ)」がでてきますが、力率って何でしょうか?力率の式の表し方には色々ありますが、ここでは、位相と力率の関係について抵抗、コイル、コンデンサの回路を例に解説しています。
波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の求め方
波形は色々ありますが、その波形の特性を表わす値として実効値、平均値、最大値、波形率、波高率などがあります。ここでは、波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の定義式、求め方について解説しています。
正弦波波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の計算方法
波形は色々ありますが、その波形の特性を表わす値として実効値、平均値、最大値、波形率、波高率などがあります。ここでは、正弦波波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の計算方法、求め方について解説しています。
全波整流波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の計算方法
波形は色々ありますが、その波形の特性を表わす値として実効値、平均値、最大値、波形率、波高率などがあります。ここでは、全波整流波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の計算方法、求め方について解説しています。
半波整流波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の計算方法
半波整流波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の計算方法、求め方について解説しています。波形の特性を表わす値として実効値、平均値、最大値、波形率、波高率などがありますが、これらは大事な値ですので、求め方、計算方法をおぼえておきましょう。
方形波波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の計算方法
方形波波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の計算方法、求め方について解説しています。方形波波形の場合、実効値と平均値と最大値が同じ値、波形率と波高率が同じ値になります。ちなみに、方形波と矩形波は同じです。
のこぎり波波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の計算方法
のこぎり波波形の実効値、平均値、最大値、波形率、波高率の計算方法、求め方について解説しています。のこぎり波波形の実効値と平均値を求めるためには、のこぎり波波形の式から考えないといけないので、他の波形よりも計算がちょっと大変です。
三相電力の公式はなぜ√3倍なのか?(三相電力の公式の導出)
三相電力の公式はP=√3VIcosφで表わされますが、なぜ√3倍になるのか?スター結線の場合とデルタ結線の場合それぞれについて、三相電力の公式を導出してみました。この三相電力の公式は電験三種の「理論」「電力」科目の問題を解くときに度々使われる基本的な公式ですのでおぼえておくようにしましょう。
スター結線(Y結線)の線間電圧はなぜ相電圧の√3倍になるのか?
スター結線(Y結線)されている三相交流回路の線間電圧は相電圧の√3倍になりますが、なぜ√3倍になるのか?スター結線のときの線間電圧と相電圧のベクトル図を求め、求めたベクトル図から√3倍になる理由について解説しています。
デルタスター変換(Δ→Y変換)
デルタスター変換(Δ→Y変換)について解説しています。デルタ結線(Δ結線)を等価なスター結線(Y結線)に変換するのをデルタスター変換(Δ→Y変換)といいます。デルタスター変換の式の導出方法についても解説していますので参考にしてみてください。
スターデルタ変換(Y→Δ変換)
スターデルタ変換(Y→Δ変換)について解説しています。スター結線(Y結線)を等価なデルタ結線(Δ結線)に変換するのをスターデルタ変換(Y→Δ変換)といいます。スターデルタ変換の式の導出方法についても解説していますので参考にしてみてください。
交流回路のテブナンの定理
交流回路のテブナンの定理(鳳-テブナンの定理)について解説しています。テブナンの定理を使った交流回路の計算方法や、交流回路のテブナンの定理の証明についても解説していますので参考にしてみてください。