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第二種電気工事士技能試験の課題を施工寸法50%で作ってみた

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第二種電気工事士技能試験では、完成した作品の各部の寸法が、試験問題の配線図に示されている寸法(施工寸法)の50%以下になっていると欠陥!になります。

 

例えば、次の図は過去のある年度に出題された第二種電気工事士技能試験の試験問題の配線図ですが、

 

過去に出題された第二種電気工事士技能試験の配線図

 

この配線図中に記載されている寸法が施工寸法なので、

 

配線図に記載されている施工寸法

 

この課題の場合、

  • 電源からVVF用ジョイントボックスAの中心までの寸法が、150mmの50%以下(75mm以下)になっていると欠陥!
  • 引掛シーリングの中心からVVF用ジョイントボックスAの中心までの寸法が、150mmの50%以下(75mm以下)になっていると欠陥!
  • 埋込連用器具部分の中心からVVF用ジョイントボックスAの中心までの寸法が、150mmの50%以下(75mm以下)になっていると欠陥!
  • ランプレセプタクルの中心からVVF用ジョイントボックスBの中心までの寸法が、150mmの50%以下(75mm以下)になっていると欠陥!
  • 蛍光灯(施工省略部分)からVVF用ジョイントボックスBの中心までの寸法が、150mmの50%以下(75mm以下)になっていると欠陥!
  • VVF用ジョイントボックスAの中心からVVF用ジョイントボックスBの中心までの寸法が、150mmの50%以下(75mm以下)になっていると欠陥!

 

施工寸法の欠陥になる例

 

となります。

 

完成した作品の寸法が施工寸法の50%以下になっていなければ欠陥にはならないからといって、

 

じゃー、施工寸法のギリギリ50%+数mmくらいで作ろう!

 

という人はまずいないと思うのですが(ちゃんと配線図に示されている寸法で作りましょう!)、

 

施工寸法50%で作ってみたらどんな感じになるんでしょう?

 

なんて思ったりしますよね?(いや、半分になるだけだからそんなの思わないでしょ。)

 

なので、なにかの参考になるんじゃないかと思って(いや、なんの参考にもならないでしょ)、第二種電気工事士技能試験の課題を施工寸法50%(1/2スケール)で作ってみました!

 

注意!

このページで作っている課題は、施工寸法を50%とした場合のものです。試験のときは(練習のときも)、配線図に示されている施工寸法に従って作ってください。

 

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第二種電気工事士技能試験の課題を施工寸法50%で作ってみた!

施工寸法50%で作ってみたのは、先ほど出てきた

 

第二種電気工事士技能試験の配線図

 

です。

 

ちなみに、この課題を施工寸法100%(配線図に示されている通りの寸法)で作ると、こんな感じで、

 

課題を施工寸法100%で作った場合

 

ふつうによく見る完成品の大きさです。

 

では、これを施工寸法50%で作ってみます。

 

電源部分を施工寸法50%で作ってみた

 

配線図の電源部分

 

電源部分を施工寸法50%で作ってみると、こんな感じ。

 

施工寸法50%で作った電源部分

 

ケーブルの外装被覆をはぎ取っている部分の長さは、100mm(くらい)にしています。

 

ボックス間のケーブルを施工寸法50%で作ってみた

 

配線図のボックス間のケーブル部分

 

ボックス間のケーブルを施工寸法50%で作ってみると、こんな感じ。

 

施工寸法50%で作ったボックス間のケーブル部分

 

ケーブルの外装被覆をはぎ取っている部分の長さは、両端とも100mm(くらい)にしています。

 

蛍光灯(施工省略)部分を施工寸法50%で作ってみた

 

配線図の蛍光灯(施工省略)部分

 

蛍光灯(施工省略)部分を施工寸法50%で作ってみると、こんな感じ。

 

施工寸法50%で作った蛍光灯(施工省略)部分

 

ケーブルの外装被覆をはぎ取っている部分の長さは、100mm(くらい)にしています。

 

ランプレセプタクル部分を施工寸法50%で作ってみた

 

配線図のランプレセプタクル部分

 

ランプレセプタクル部分を施工寸法50%で作ってみると、こんな感じ。

 

施工寸法50%で作ったランプレセプタクル部分

 

ケーブルの外装被覆をはぎ取っている部分の長さは、100mm(くらい)にしています。

 

引掛シーリング部分を施工寸法50%で作ってみた

 

配線図の引掛シーリング部分

 

引掛シーリング部分を施工寸法50%で作ってみると、こんな感じ。

 

施工寸法50%で作った引掛シーリング部分

 

ケーブルの外装被覆をはぎ取っている部分の長さは、100mm(くらい)にしています。

 

埋込連用器具部分を施工寸法50%で作ってみた

 

配線図の埋込連用器具部分

 

埋込連用器具部分を施工寸法50%で作ってみると、こんな感じ。

 

施工寸法50%で作った埋込連用器具部分

 

ケーブルの外装被覆をはぎ取っている部分の長さは、両端とも100mm(くらい)にしています。

 

ボックス側と埋込連用器具側のケーブルの外装被覆を100mmはぎ取ったら、ケーブルの外装被覆の残りは2本とも25mmになりました。

 

電線を接続して合体してみた(完成!)

電線を接続して合体してみました。

 

施工寸法50%で作った第二種電気工事士技能試験の課題

 

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施工寸法50%で作ってみたらこんな感じになりました

第二種電気工事士技能試験の課題を施工寸法50%で作ってみたら、こうなりました。

 

施工寸法50%で作った第二種電気工事士技能試験の課題(ちっちゃい!)

 

斜めから見てみても…、

 

施工寸法50%で作った第二種電気工事士技能試験の課題(斜めから見た場合①)

 

どこから見てみても…、

 

施工寸法50%で作った第二種電気工事士技能試験の課題(斜めから見た場合②)

 

やっぱり、小さくなるだけでした!(そりゃそうでしょ。)

 

ただ、思っていたよりもかなりギューギューにつまっている感じになりました。

 

ちなみに、施工寸法100%(配線図に示されている通りの施工寸法)のものと並べてみると…、

 

施工寸法100%の作品と施工寸法50%の作品の比較

 

施工寸法50%なので、施工寸法100%で作った作品の半分の大きさになっています!

 

課題を作るときは配線図に示されている通りの施工寸法で作ろう!

技能試験では、寸法は、施工寸法の50%より大きければ欠陥にはなりませんが、1箇所でも50%以下のところがあると欠陥!になります。

 

なので、

 

施工寸法50%で作るとかなりデンジャラス

 

上の写真のように作るとかなり危険!です。(そもそも、試験のときに施工寸法の50%くらいで作ろうとする人もいないと思いますが…。)

 

技能試験では、配線図に示されている施工寸法通りに正しく作れば、ケーブルや電線の長さが足りなくなるということはありません。なので、試験のときは(練習のときも)、ちゃんと配線図に示されている施工寸法に従って正しく作るようにしましょう!

 

施工寸法50%で作ってみたのまとめ
  • 施工寸法50%で作ってみたら大きさが半分になった
  • 課題を作るときは、配線図に示されている施工寸法に従って正しく作ろう!

 

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第二種電気工事士技能試験では、寸法以外にも欠陥の対象になるのものが色々あります。技能試験の欠陥については、こちらの第二種電気工事士技能試験の欠陥と欠陥の判断基準のページにまとめていますので参考にしてみてください。

 

このページに掲載の配線図は、(一財)電気技術者試験センターが作成した第二種電気工事士技能試験の試験問題の配線図です。



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