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ネオン放電灯工事

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ネオン放電灯工事は、ネオン放電灯を使う工事です。(ま、そのまんまだったりするんですが・・・)
ネオン放電灯(ネオン管)は夜の街でピカピカ点いているネオンサインとしても使われているので、みんな見たことがあると思います。

 

ネオン放電灯工事では、チューブサポート、コードサポート、ネオン変圧器などが使われます。

 

チューブサポートはネオン放電灯(ネオン管)の支持に使われ、コードサポートは電線(ネオン電線)の支持に使われます。チューブサポートもコードサポートも、どちらも「がいし」です。

 

それから、ネオン変圧器は、ネオン放電灯(ネオン管)を放電させるのに必要な大きな電圧を作るために使われる変圧器です。(変圧器は、交流電圧の大きさを大きくしたり小さくしたりできる機器です。)

 

ネオン放電灯工事

 

ネオン放電灯の施工方法の規定は、使用電圧が1000V以下の場合と1000Vを超える場合で異なりますが、第二種電気工事士の学科試験では1000Vを超える場合について出題されています。

 

なので、このページでは1000Vを超える場合の施工方法について書いています、よ。

 

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ネオン放電灯の施設

ネオン放電灯を施設するときは、次のような決まりがあります。

 

簡易接触防護措置

ネオン放電灯には簡易接触防護措置を施し、危険のおそれが無いように施設する。
危険なのはダメだよね。

 

ネオン放電灯の分岐回路

ネオン放電灯は15A分岐回路または20A配線用遮断器分岐回路で使用する。

 

管灯回路の配線

管灯回路の配線を施設するときは、次のような決まりがあります。

 

ちなみに、管灯回路とは放電灯用安定器または放電灯用変圧器(ネオン放電灯の場合はネオン変圧器ってことです)など点灯に必要なものと放電管を結ぶ回路のことです。

 

管灯回路で使う電線

管灯回路にはネオン電線を使用する。

 

施設できる場所

がいし引き工事により展開した場所または点検できる隠ぺい場所に施設する。

 

電線の支持方法(支持点間距離)

電線の支持点間距離は1m以下とし、電線相互(電線と電線)の離隔距離は6cm以上にする。

 

ネオン変圧器の接地

ネオン変圧器の外箱はD種接地で接地する。

 

ネオン放電灯工事の施工方法

 

ネオン放電灯工事のポイント!

ネオン放電灯

  • 簡易接触防護措置を施す
  • 15A分岐回路または20A配線用遮断器分岐回路で使用する

管灯回路

  • ネオン電線を使用する
  • がいし引き工事により展開した場所または点検できる隠ぺい場所に施設する
  • 電線の支持点間距離は1m以下
  • 電線相互の離隔距離は6cm以上
  • ネオン変圧器の外箱はD種接地で接地する

 

第二種電気工事士の学科試験ではネオン放電灯工事についての問題はあまり出題されませんが、「展開した場所または点検できる隠ぺい場所に施設する」と、「電線の支持点間距離は1m以下」くらいはおぼえておくようにしましょう。

 

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このページを読んだら、4択クイズをやってみよう!
ネオン放電灯工事の4択クイズはこちら ⇒ 第二種電気工事士学科試験の4択クイズ ネオン放電灯工事

 

簡易接触防護措置については、こちらの接触防護措置と簡易接触防護措置のページを参考にしてみてください。



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