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小勢力回路の工事
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小勢力回路・・・
何やらすごそうな、すごくなさそうな名前の回路ですよね。(って、思うんですが…。)
小勢力回路とは、絶縁変圧器を使って電圧が下げられた回路で、その最大使用電圧が60V以下の回路をいいます。(・・・というだけの回路だったりする(ざっくり言えば)。)
第二種電気工事士の学科試験の勉強をしていると、チャイム用変圧器とかリモコン変圧器とかよく出てきますよね?(チャイム用変圧器もリモコン変圧器も、どちらも絶縁変圧器です。)
例えば、リモコン変圧器は、変圧器の一次側(入力側)に100Vを入れると二次側(出力側)には24Vの電圧が出力されます。24Vは60V以下の電圧なので、つまり、リモコン変圧器の二次側の回路は小勢力回路ってことになります。
ちなみに絶縁変圧器は、変圧器の一次側と二次側の電線(巻線)がつながっていない変圧器のことです。
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小勢力回路で使う電線
小勢力回路で使う電線の種類と太さは、造営材に取り付けて施設する場合と、架空施設する場合で異なります。
ちなみに架空施設とは、空中を渡るように配線を施設することをいいます。(ま、空中配線(?)みたいな)
造営材に取り付けて施設する場合
造営材に取り付けて施設する場合は、コードやケーブルなどが使われます。ケーブルを除いて、電線は直径0.8mm以上の軟銅線を使います。
架空施設する場合
架空施設する場合は、キャブタイヤケーブルやケーブルなどが使われます。電線は直径1.2mm以上の硬銅線を使います。
- 絶縁変圧器を使って最大使用電圧が60V以下に下げられた回路が小勢力回路
- チャイム用変圧器、リモコン変圧器の二次側は小勢力回路になる
- 造営材に取り付けて施設する場合、電線は直径0.8mm以上の軟銅線を使う
- 架空施設する場合、電線は直径1.2mmの硬銅線を使う
第二種電気工事士の学科試験では、小勢力回路の「最大使用電圧(60V)」や「電線の太さ」の他に、変圧器の一次側の電線の太さ(直径1.6mm以上)についてもごくたま〜に問われる場合があります。なので、変圧器の一次側の電線の太さもおぼえておくようにしましょう。一次側か二次側かの見極めがポイントです!
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このページを読んだら、4択クイズをやってみよう!
小勢力回路の工事の4択クイズはこちら ⇒ 第二種電気工事士学科試験の4択クイズ 小勢力回路の工事
このページで使用している写真は、(一財)電気技術者試験センターが作成した第二種電気工事士学科試験の試験問題に掲載されている写真です。
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