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フロアダクト工事
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フロアダクト工事は、フロアダクトを使う工事で、そのフロアダクトの中に電線を通して配線する工事です。
フロアダクトとは、床内(床の中)に埋め込んで使う配線用の「樋(とい)」で、床の上への電線の引き出しなどを目的として使われます。フロアダクトの支持にはダクトサポートが使われます。
それから、フロアダクトは屋内の乾燥したコンクリートの床内での埋め込みに限って施設することができます。
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フロアダクト工事で使う電線
フロアダクト工事で使う電線は屋外用ビニル絶縁電線(OW)以外の絶縁電線になります。
電線はより線または直径3.2mm以下の単線を使います。ちなみに、「より線」とは心線が複数本の素線でできた電線で、「単線」とは心線が1本の導体でできた電線です。
電線の接続
電線を接続するときは、フロアダクト内で接続してはいけません! ジャンクションボックスの中で接続します。
ただし、
電線を分岐する場合で、接続点を容易に点検できる場合を除く。
つまり、原則的にはフロアダクト内で電線を接続してはダメですが、この条件を満たせばフロアダクト内で電線を接続してもいいよってことです。
フロアダクトの施工方法
フロアダクトの施工方法には、次のような決まりがあります。
フロアダクトの終端部
フロアダクトの終端部は閉そくする。
閉そくは「ふさぐ」という意味で、つまり「はじはふさいどけ!」みたいな。
フロアダクトとボックスの電気的な接続
フロアダクト相互(フロアダクトとフロアダクト)、フロアダクトとボックスは堅ろうに接続し、電気的に完全に接続する。
フロアダクトの接地
フロアダクトはD種接地工事で接地します。
フロアダクト工事にはD種接地工事を省略できる条件がないので、ダクトの長さが短くても
D種接地工事を省略することはできません。
- 使う電線は屋外用ビニル絶縁電線(OW)以外の絶縁電線
- フロアダクト内で電線を接続してはダメ!(ジャンクションボックス内で接続する)
ただし、電線を分岐する場合で接続点を容易に点検できる場合はフロアダクト内で電線を接続してもOK
- フロアダクトの終端部は閉そくする
- フロアダクトはD種接地工事で接地する
- フロアダクト工事ではD種接地工事を省略できる条件がない!
第二種電気工事士の学科試験ではフロアダクト工事について、「○○○なのでD種接地工事を省略した。適切?不適切?」みたいな問題が出題される場合があります。
フロアダクト工事にはD種接地工事を省略できる条件がない、つまり、D種接地工事を省略することはできないので、おぼえておくようにしましょう。
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このページを読んだら、4択クイズをやってみよう!
金属ダクト工事、フロアダクト工事、ライティングダクト工事の4択クイズはこちら ⇒ 第二種電気工事士学科試験の4択クイズ 金属・フロア・ライティングダクト工事
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