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低圧屋内配線工事と施工できる場所

低圧屋内配線工事には金属管工事やライティングダクト工事など色々な種類の工事がありますが、これらの工事は施設場所によって施工できる工事(やっていい工事)、施工できない工事(やってダメな工事)が決められています。

 

例えば、施設場所が「展開した場所の水気のある場所」の場合は、金属管工事はできますがライティングダクト工事はできません。

 

また、施設場所が「展開した場所の乾燥した場所」の場合は、金属ダクト工事はできますがフロアダクト工事はできません。

 

このように、施設場所によって施工できる工事と施工できない工事があって、これらは電気設備の技術基準の解釈(電技解釈)で定められているんです。

 

このページでは、施設場所の種類低圧屋内配線工事の施工できる場所について解説しますので、施設場所にはどういう種類があって、各低圧屋内配線工事はどこで施工できてどこで施工できないのかおぼえましょう。

 

 

低圧屋内配線の施設場所

一般の低圧屋内配線の施設場所は、

  • 点検できる隠ぺい場所
  • 点検できない隠ぺい場所
  • 展開した場所
  • 湿気の多い場所
  • 水気のある場所
  • 乾燥した場所

に分けられます。

 

ここに書いてある隠ぺい場所というのは、例えば天井裏や床下などの普段は目に見えない隠れている場所のことをいいます。

 

また、展開した場所は露出場所ともいい、「点検できる隠ぺい場所」および「点検できない隠ぺい場所」以外の場所のことをいいます。(ざっくり言えば、隠れていないところ。)

 

それぞれの施設場所についてまとめると次の表のようになります。それぞれの施設場所がどういう場所なのかおぼえておきましょう。

 

低圧屋内配線の施設場所
施設場所の区分 施設場所
点検できる隠ぺい場所

点検口がある天井裏、押入れなど電気設備を点検できる隠ぺい場所

点検できない隠ぺい場所

点検口がない天井ふところ、壁内、コンクリート床内など電気設備を点検できない隠ぺい場所

展開した場所(露出場所)

点検できる隠ぺい場所および点検できない隠ぺい場所以外の場所

湿気の多い場所

風呂場などの水蒸気が充満する場所

水気のある場所

水を扱う場所など

乾燥した場所

湿気の多い場所および水気のある場所以外の場所

 

低圧屋内配線工事の施設場所の種類

 

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低圧屋内配線工事と施工できる場所

低圧屋内配線工事と施工できる場所(各工事と施設できる場所の対応)をまとめると、次の表のようになります。

 

低圧屋内配線工事と施工できる場所
工事の種類 展開した場所 点検できる隠ぺい場所 点検できない隠ぺい場所
乾燥した場所 湿気の多い場所
水気のある場所
乾燥した場所 湿気の多い場所
水気のある場所
乾燥した場所 湿気の多い場所
水気のある場所
ケーブル工事
金属管工事
金属可とう電線管工事(2種)
合成樹脂管工事(CD管除く)
金属線ぴ工事        
金属ダクト工事        
ライティングダクト工事        
フロアダクト工事          
バスダクト工事      
セルラダクト工事        
がいし引き工事    
平形保護層工事          

表中の「○」は使用電圧が300V以下に限ります。(「◎」は300Vを超えてもOKです。)

金属可とう電線管工事(2種)と書いてあるのは、2種金属製可とう電管を使う金属可とう電線管工事という意味です。また、合成樹脂管工事(CD管除く)と書いてあるのは、CD管を使う合成樹脂管工事を除くという意味です。

一部、使用する材料などに制限があるものもあります。

 

表を見ると分かるように、ケーブル工事、金属管工事、金属可とう電線管工事(2種)、合成樹脂管工事(CD管除く)の4つの工事は、どの施設場所でも施工できます。

 

4つの工事はどこでも施工できる

 

また、ライティングダクト工事のところを見てみると、ライティングダクト工事は「展開した場所の乾燥した場所」と「点検できる隠ぺい場所の乾燥した場所」では施工できますが(ただし、使用電圧300V以下)、その他の場所では施工できないことが分かります。

 

ライティングダクト工事をできるのは「展開した場所の乾燥した場所」と「点検できる隠ぺい場所の乾燥した場所」だけ

 

また、ライティングダクト工事は、「湿気の多い場所」「水気のある場所」の場合は「展開した場所」であっても「隠ぺい場所」であっても施工できません。

 

ライティングダクト工事は「湿気の多い場所」「水気のある場所」では施工できない

 

このように、施設場所によって施工できる工事と施工できない工事が決められているんです。

 

表をすべておぼえるのは大変ですが、第二種電気工事士の筆記試験を受験する方は、次のまとめに書いてある2つは必ずおぼえておくようにしましょう。

 

低圧屋内配線工事と施工できる場所のまとめ
  • ケーブル工事、金属管工事、金属可とう電線管工事(2種)、合成樹脂管工事(CD管除く)の4つの工事は、どの施設場所でも施工できる
  • ライティングダクト工事は、「湿気の多い場所」「水気のある場所」では施工できない

 

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爆燃性粉じんのある場所などの特殊な場所の工事については、こちらの特殊な場所の工事と施工できる場所のページを参考にしてみてください。



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