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地中埋設工事

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地中埋設工事は、配線(ケーブル)を地面の中に通す工事になります。(配線を地中に埋める工事ってことです。)

 

地中埋設工事の例としては、身近なところでは屋外灯(屋外にある電灯や照明)への配線工事などがあります。

 

家の外などに、夜になると点灯するような電灯があったりしますよね?

 

その電灯の電源の配線は、地中を通して配線されていたりしています。(最近は電池式のものも多いですが…。)

 

家から屋外灯への地中配線

 

地中埋設工事には、直接埋設式による方法、管路式による方法、暗きょ式による方法がありますが、第二種電気工事士の学科試験では直接埋設式についての問題がよく出題されています。

 

直接埋設式、管路式、暗きょ式

 

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地中埋設工事で使う電線の種類

直接埋設式による地中埋設工事で使う電線は、VVFケーブル、VVRケーブル、EM-EEFケーブル、CVケーブルなどのケーブルになります。

 

なので、ビニル絶縁電線(IV)、屋外用ビニル絶縁電線(OW)、引込用ビニル絶縁電線(DV)などの絶縁電線は使えません。

 

しつこいようですが、地中埋設工事で使えるのは、ケーブルだけ!です。(←これ、よく出るのでおぼえておいた方がいいです)

 

ケーブルの埋設深さと防護

直接埋設式でケーブルを埋設するときには、次のような決まりがあります。

 

ケーブルの埋設深さ

ケーブルの埋設深さは、車両その他の重量物の圧力を受けるおそれがある場所では1.2m以上、その他の場所では0.6m以上にする。

 

ケーブルの防護

ケーブルを堅ろうなトラフその他の防護物に収める。
ケーブルを車両その他の重量物の圧力を受けるおそれがない場所に施設する場合は、ケーブルの上部を堅ろうな板またはといで覆う。

 

図で書くとこんな感じ。

 

ケーブルの埋設深さと防護方法

 

重量物の圧力を受けない場所(右の図)では、重量物の圧力を受ける場所(左の図)よりも埋設深さも防護方法も緩和されます。

 

地中埋設工事のポイント!
  • 地中埋設工事ではケーブルを使う

ケーブルの埋設深さと防護方法
  重量物の圧力を受ける場所 重量物の圧力を受けない場所
ケーブルの埋設深さ 1.2m以上 0.6m以上
ケーブルの防護方法 トラフに入れる 板またはといで覆う

 

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このページを読んだら、4択クイズをやってみよう!
地中埋設工事の4択クイズはこちら ⇒ 第二種電気工事士学科試験の4択クイズ 地中埋設工事

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