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第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.4
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このページに掲載している候補問題の単線図の解説は、平成26年度(2014年度)の候補問題の単線図の解説です。令和6年度(2024年度)の候補問題の単線図の解説は、こちらの令和6年度 第二種電気工事士技能試験の候補問題の単線図の解説のページを参考にしてみてください。
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.4の単線図の解説です。
※試験問題の単線図には青文字は記載されていません。
平成26年度(2014年度)候補問題No.4の単線図は、
位置表示灯内蔵スイッチとEM-EEFケーブルが使用されている単線図です。
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電源
電源は「1Φ2W100V」と書かれているので、単相2線式100Vの電源になります。
単相2線式100Vの電源とは、電線2本で100Vの電気を供給する電源で、住宅などによくあるコンセントの電源と同じです。
使用するケーブルの指示
単線図の中で使用するケーブルの種類が指示されていないところでは、VVF1.6-2CまたはVVF1.6-3Cのケーブルを使用しますが、使用するケーブルの種類が単線図中で指示されているところではその指示されているケーブルを使用しなければなりません。
候補問題No.4の場合、電源に接続されるケーブルのところに「EM-EEF2.0-2C」と書かれているので、ここではEM-EEF2.0-2Cのケーブルを使用しなけばなりません。
ちなみに、EM-EEF2.0-2Cとは、
EM-EEF:EM-EEFケーブル
2.0:電線の心線の直径が2.0mm
2C:ケーブルの心数が2(ケーブル1本の中に電線が2本入っている)
という意味で、通称「エコケーブル」と呼ばれているケーブルです。
毎年、候補問題全13問のうち1問はこのエコケーブルを使用した単線図が出題されています。
位置表示灯内蔵スイッチ
中下の「黒丸にH」で書かれているのは「位置表示灯内蔵スイッチ」です。
スイッチなので、この位置表示灯内蔵スイッチ「イ」をONすると左側の「イのランプレセプタクル」と右上の「イのランプレセプタクル(施工省略)」がONします。
位置表示灯内蔵スイッチはランプが付いているスイッチで、スイッチをONするとランプが消灯し、スイッチをOFFするとランプが点灯するようになっています。
例えばこのスイッチが部屋の照明のスイッチに使用されているとすると、スイッチがOFFされているときは部屋の照明がついていないので部屋は暗いことになりますが、スイッチがOFFのときにはスイッチのランプが点灯しているので、暗い部屋でもスイッチの場所をすぐに見つけることができます。
この位置表示灯内蔵スイッチのランプをON/OFFさせる回路はスイッチの中に組み込まれているので、複線図を書くときは通常のスイッチ(タンブラスイッチ)と同じように書いておけばいいです。
ただし、施工(製作)するときには「イ」と「ロ」のスイッチを逆にしないように気を付けましょう。
位置表示灯内蔵スイッチは、「蛍スイッチ」ともよばれています。
スイッチ(タンブラスイッチ)
真中下の「ロ」のスイッチ(黒丸)をON/OFFすると、右下の引掛シーリング(角形)がON/OFFします。
ジョイントボックス
単線図中で「丸に斜め線3本」で書かれているものはジョイントボックスで、このジョイントボックスがあるところで電線を接続します。
候補問題No.4の場合はジョイントボックスが2個あるので、この2箇所で電線が接続されることになります。
施工調略(一点鎖線)
一点鎖線で囲まれたところは施工省略、つまり、「作らなくていいですよ」という意味になります。
この候補問題No.4の場合、施工省略箇所は「右上のランプレセプタクル」のところになりますが、この箇所を施工するときは器具(ランプレセプタクル)を取り付ける必要がないので、右のジョイントボックスからケーブルが出ているだけになります。
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複線図の書き方については平成26年度No.4候補問題の複線図の書き方のページを参考にしてみてください。
単線図で使用されている図記号などの意味はこちらのページにまとめていますので、単線図の図記号をまだおぼえていない方は参考にしてみてください。
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