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第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.12

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このページに掲載している候補問題の単線図の解説は、平成26年度(2014年度)の候補問題の単線図の解説です。令和6年度(2024年度)の候補問題の単線図の解説は、こちらの令和6年度 第二種電気工事士技能試験の候補問題の単線図の解説のページを参考にしてみてください。

 

平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.12単線図の解説です。

 

平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.12単線図の説明図

 

※試験問題の単線図には青文字は記載されていません。

 

平成26年度(2014年度)候補問題No.12の単線図は、

 

ねじなし電線管(E19)を使用した単線図です。

 

平成26年度の場合、ねじなし電線管を使用した候補問題はこのNo.12だけになります。

 

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電源

電源は「1Φ2W100V」と書かれているので、単相2線式100Vの電源になります。

 

単相2線式100Vの電源とは、電線2本で100Vの電気を供給する電源で、住宅などによくあるコンセントの電源と同じです。

 

使用するケーブル、電線の指示

単線図の中で使用するケーブルの種類が指示されていないところでは、VVF1.6-2CまたはVVF1.6-3Cのケーブルを使用しますが、使用するケーブルの種類が単線図中で指示されているところではその指示されているケーブルを使用しなければなりません。

 

候補問題No.12の場合、電源が接続されるところに「VVF2.0-2C」、「イ」のスイッチが接続されるところに「IV1.6」を使うように指示されています。

 

VVF2.0-2Cとは、
VVF:VVFケーブル(ケーブルの外装が平らなケーブル)
2.0:電線の心線の直径が2.0mm
2C:ケーブルの心数が2(ケーブル1本の中に電線が2本入っている)
という意味です。

 

IV1.6とは、
IV:ビニル絶縁電線
1.6:電線の心線の直径が1.6mm
という意味で、IV絶縁線とよばれています。
また、VVFケーブルなどは外装(ケーブルの被覆)がありますが、このIV絶縁線はケーブルではなく絶縁電線なので外装がありません。

 

ねじなし電線管

単線図中に記載されている「IV1.6(E19)」とは、
「外径が19mmのねじなし電線管の中にIV1.6を通しなさい」
という意味です。

 

ねじなし電線管とは、金属でできた電線管のことで、E19の「E」がねじなし電線管、「19」が電線管の外径が19mmであることを示します。

 

合成樹脂製可とう電線管(PF管)とは内径、外径が逆になるので注意しましょう。

 

スイッチ(タンブラスイッチ)

この候補問題No.12の場合、スイッチが2個あってそれぞれ「イ」「ロ」なので、「イ」のスイッチで右側の「イ」の引掛シーリング(角形)がON/OFFして、「ロ」のスイッチで左側の「ロ」のランプレセプタクルがON/OFFします。

 

アウトレットボックス

単線図の「四角」で書かれているものはアウトレットボックスで、電線はこのアウトレットボックスのところで接続されます。

 

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複線図の書き方については平成26年度No.12候補問題の複線図の書き方のページを参考にしてみてください。

 

単線図で使用されている図記号などの意味はこちらのページにまとめていますので、単線図の図記号をまだおぼえていない方は参考にしてみてください。

 

このページに掲載の単線図は、(一財)電気技術者試験センターから公表された第二種電気工事士技能試験の候補問題の単線図です。


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