スポンサーリンク



第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.7

ページ内にPR・広告が含まれる場合があります。

このページに掲載している候補問題の単線図の解説は、平成26年度(2014年度)の候補問題の単線図の解説です。令和6年度(2024年度)の候補問題の単線図の解説は、こちらの令和6年度 第二種電気工事士技能試験の候補問題の単線図の解説のページを参考にしてみてください。

 

平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.7単線図の解説です。

 

平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.7単線図の説明図

 

※試験問題の単線図には青文字は記載されていません。

 

平成26年度(2014年度)候補問題No.7の単線図は、

 

常時点灯の確認表示灯(パイロットランプ)を使用した単線図です。

 

スポンサーリンク

 

電源

電源は「1Φ2W100V」と書かれているので、単相2線式100Vの電源になります。

 

単相2線式100Vの電源とは、電線2本で100Vの電気を供給する電源で、住宅などによくあるコンセントの電源と同じです。

 

使用するケーブルの指示

単線図の中で使用するケーブルの種類が指示されていないところでは、VVF1.6-2CまたはVVF1.6-3Cのケーブルを使用しますが、使用するケーブルの種類が単線図中で指示されているところではその指示されているケーブルを使用しなければなりません。

 

候補問題No.7の場合、電源に接続されるケーブルのところに「VVF2.0-2C」と書かれているので、ここではVVF2.0-2Cのケーブルを使用しなけばなりません。

 

ちなみに、VVF2.0-2Cとは、
VVF:VVFケーブル(ケーブルの外装が平らなケーブル)
2.0:電線の心線の直径が2.0mm
2C:ケーブルの心数が2(ケーブル1本の中に電線が2本入っている)
という意味です。

 

確認表示灯(パイロットランプ)

確認表示灯(パイロットランプ)(白丸)は単線図中の特記に書いているように常時点灯なので、「イ」のスイッチのON/OFFに関係なく常に点灯するランプになります。

 

ですので、この候補問題No.7の複線図を書くときには、確認表示灯(パイロットランプ)がスイッチのON/OFFに関係なく常に点灯するように書かなければなりません。

 

(確認表示灯(パイロットランプ)を使用した回路の詳しい解説については確認表示灯(パイロットランプ)の常時点灯、同時点滅、異時点滅回路のページを参考にしてみてください。)

 

コンセント

右中のコンセントには横に「2」と書かれているので2口コンセントになります。2口コンセントは一つのコンセントに差し込み口が2つあるコンセントです。

 

もう一つのコンセントの横には何も書かれていないので、このコンセントは1口コンセントになります。

 

スイッチ(タンブラスイッチ)

中下のスイッチ(黒丸)に「イ」、左下のランプレセプタクル(丸にR)に「イ」と書かれているので、「イのスイッチ」をONすると左下の「イのランプレセプタクル」がONします。

 

ジョイントボックス

単線図中で「丸に斜め線3本」で書かれているものはジョイントボックスで、このジョイントボックスがあるところで電線を接続します。

 

候補問題No.7の場合はジョイントボックスが2個あるので、この2箇所で電線が接続されることになります。

 

他の負荷へ

「他の負荷へ」とは、電線が他の負荷へ接続されるという意味です。

 

単線図を見ると接続先は何もありませんので、電源を「他の負荷」へ供給できるようにしておけばいいです。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク


 

複線図の書き方については平成26年度No.7候補問題の複線図の書き方のページを参考にしてみてください。

 

単線図で使用されている図記号などの意味はこちらのページにまとめていますので、単線図の図記号をまだおぼえていない方は参考にしてみてください。

 

このページに掲載の単線図は、(一財)電気技術者試験センターから公表された第二種電気工事士技能試験の候補問題の単線図です。


スポンサーリンク


第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.7 関連ページ

第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.1
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.1の単線図について解説しています。候補問題No.1はメタルラス壁、3路スイッチ、露出形コンセントを使用した単線図です。
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.2
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.2の単線図について解説しています。候補問題No.2は接地極付接地端子付コンセントを使用した単線図です。
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.3
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.3の単線図について解説しています。候補問題No.3は同時点滅の確認表示灯(パイロットランプ)がある単線図です。
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.4
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.4の単線図について解説しています。候補問題No.4は位置表示灯内蔵スイッチがあり、電源のケーブルにEM-EEF(通称エコケーブル)を使用している単線図です。
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.5
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.5の単線図について解説しています。候補問題No.5は合成樹脂製可とう電線管(通称PF管)を使用した単線図です。
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.6
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.6の単線図について解説しています。候補問題No.6は配線用遮断器、漏電遮断器、接地極付20A250Vコンセントがある単線図です。
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.8
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.8の単線図について解説しています。候補問題No.8は自動点滅器を使用した単線図です。
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.9
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.9の単線図について解説しています。候補問題No.9はスイッチが3個ある単線図です。
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.10
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.10の単線図について解説しています。候補問題No.10は3路スイッチと4路スイッチを使用した単線図です。
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.11
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.11の単線図について解説しています。候補問題No.11は配線用遮断器、漏電遮断器(過負荷保護付)、三相電動機、電源表示灯がある単線図です。
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.12
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.12の単線図について解説しています。候補問題No.12は、ねじなし電線管(E19)を使用した単線図です。
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.13
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.13の単線図について解説しています。候補問題No.13はリモコンリレーの単線図です。