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第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.8
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このページに掲載している候補問題の単線図の解説は、平成26年度(2014年度)の候補問題の単線図の解説です。令和6年度(2024年度)の候補問題の単線図の解説は、こちらの令和6年度 第二種電気工事士技能試験の候補問題の単線図の解説のページを参考にしてみてください。
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.8単線図の解説です。
※試験問題の単線図には青文字は記載されていません。
平成26年度(2014年度)候補問題No.8の単線図は、
自動点滅器を使用した単線図です。
自動点滅器を使用した候補問題は平成26年度ではこのNo.8だけになります。
また、自動点滅器から右下の「ロの屋外灯」にはVVRケーブル(丸形のケーブル)を使用するように指示されていますので、施工(実際の製作)するときは使用するケーブルを間違わないようにしましょう。
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電源
電源は「1Φ2W100V」と書かれているので、単相2線式100Vの電源になります。
単相2線式100Vの電源とは、電線2本で100Vの電気を供給する電源で、住宅などによくあるコンセントの電源と同じです。
使用するケーブルの指示
単線図の中で使用するケーブルの種類が指示されていないところでは、VVF1.6-2CまたはVVF1.6-3Cのケーブルを使用しますが、使用するケーブルの種類が単線図中で指示されているところではその指示されているケーブルを使用しなければなりません。
候補問題No.8の場合、使用するケーブルの種類が2箇所で指示されています。
VVR1.6-2Cとは、
VVR:VVRケーブル(ケーブルの外装が丸いケーブル)
1.6:電線の心線の直径が1.6mm
2C:ケーブルの心数が2(ケーブル1本の中に電線が2本入っている)
という意味です。
VVRケーブルを使用する候補問題は少なく、平成26年度の場合はNo.8とNo.13だけになります。
ちなみに、VVRケーブルはストリッパ(ケーブルの外装を剥くための工具)で外装を剥くことができないので、ナイフを使用して外装を剥くことになります。慣れないとちょっと難しいので、本番までにナイフでVVRケーブルの外装を剥く練習をしておかなければなりません。
VVF2.0-2Cとは、
VVF:VVFケーブル(ケーブルの外装が平らなケーブル)
2.0:電線の心線の直径が2.0mm
2C:ケーブルの心数が2(ケーブル1本の中に電線が2本入っている)
という意味です。
自動点滅器
右上の「黒丸にA」と書かれているのが「自動点滅器」になります。
この自動点滅器の横に「ロ」と書かれているので、「ロ」の自動点滅器がONすると右下の「ロ」の屋外灯(施工省略)がONします。
自動点滅器とは、明るくなると自動でOFFして、暗くなると自動でONするスイッチです。街路灯や屋外灯などでよく使われています。「A」は「Auto(自動)」の「A」で、(3A)は容量(定格電流)を表わします。
また、電気技術者試験センターから今年度公表された候補問題の注意書きに「器具においては、端子台で代用する場合がある」と記載されているので、この候補問題の自動点滅器は端子台で代用されるかもしれないし、されないかもしれません。
これまでの傾向としては、このタイプの候補問題の場合には自動点滅器は実物ではなく端子台で代用されてきたので、たぶん端子台による代用になるのではと思います。これは試験本番まで誰も分かりませんね。(今年度から注意書きの書き方がちょっと変わったみたい。)
スイッチ(タンブラスイッチ)
左下の「イ」のスイッチ(黒丸)をONすると、中上の「イ」のランプレセプタクルがONします。
ジョイントボックス
単線図中で「丸に斜め線3本」で書かれているものはジョイントボックスで、このジョイントボックスがあるところで電線を接続します。
候補問題No.8の場合はジョイントボックスが2個あるので、この2箇所で電線が接続されることになります。
施工調略(一点鎖線)
一点鎖線で囲まれたところは施工省略、つまり、「作らなくていいですよ」という意味になります。
この候補問題No.8の場合、施工省略箇所は「右下の「ロ」の屋外灯のところ」になりますが、屋外灯のところを施工するときは器具を取り付ける必要がないので、自動点滅器からケーブルが出ているだけになります。
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複線図の書き方については平成26年度No.8候補問題の複線図の書き方のページを参考にしてみてください。
単線図で使用されている図記号などの意味はこちらのページにまとめていますので、単線図の図記号をまだおぼえていない方は参考にしてみてください。
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