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第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成26年度No.10
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このページに掲載している候補問題の単線図の解説は、平成26年度(2014年度)の候補問題の単線図の解説です。令和6年度(2024年度)の候補問題の単線図の解説は、こちらの令和6年度 第二種電気工事士技能試験の候補問題の単線図の解説のページを参考にしてみてください。
平成26年度(2014年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.10単線図の解説です。
※試験問題の単線図には青文字は記載されていません。
平成26年度(2014年度)候補問題No.10の単線図は、
3路スイッチと4路スイッチを使用した単線図です。
3路スイッチと4路スイッチを使用した候補問題が苦手な受験者も多いですが、3路スイッチと4路スイッチを使用した単線図は候補問題に毎年ありますので、必ずおぼえておくようにしましょう。
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電源
電源は「1Φ2W100V」と書かれているので、単相2線式100Vの電源になります。
単相2線式100Vの電源とは、電線2本で100Vの電気を供給する電源で、住宅などによくあるコンセントの電源と同じです。
使用するケーブルの指示
単線図の中で使用するケーブルの種類が指示されていないところでは、VVF1.6-2CまたはVVF1.6-3Cのケーブルを使用しますが、使用するケーブルの種類が単線図中で指示されているところではその指示されているケーブルを使用しなければなりません。
候補問題No.10の場合、電源が接続されるところに「VVF2.0-2C」を使うように指示されています。
VVF2.0-2Cとは、
VVF:VVFケーブル(ケーブルの外装が平らなケーブル)
2.0:電線の心線の直径が2.0mm
2C:ケーブルの心数が2(ケーブル1本の中に電線が2本入っている)
という意味です。
スイッチ(3路スイッチと4路スイッチ)
黒丸に「3」が書かれているスイッチが「3路スイッチ」、黒丸に「4」が書かれているスイッチが「4路スイッチ」になります。
単線図をみてみると、3路スイッチと4路スイッチの横に「イ」、中上のランプレセプタクル(丸にR)と右上の引掛シーリング(角形)(施工省略)の横に「イ」と書いているので、3路スイッチまたは4路スイッチをON/OFFすると「イ」のランプレセプタクルと引掛シーリング(角形)(施工省略)がON/OFFすることになります。
3路スイッチは2箇所以上の場所でスイッチを入り切りする場合に使用され、3箇所以上の場所でスイッチを入り切りする場合には間に4路スイッチを入れます。
候補問題No.10は3箇所でスイッチを入り切りする単線図なので、両端に「3路スイッチ」、その間に「4路スイッチ」が使用されています。
3路スイッチが使用されている例としては、住宅の階段のスイッチなどがあります。住宅の階段では、1階と2階のどちらでも階段の照明を入り切りできますよね? これができる理由は、1階と2階のスイッチに3路スイッチが使用されているためです。
ジョイントボックス
単線図中で「丸に斜め線3本」で書かれているものはジョイントボックスで、このジョイントボックスのところで電線を接続します。
アウトレットボックス
単線図の「四角」で書かれているのはアウトレットボックスで、このアウトレットボックスのところで電線が接続されます。
この候補問題No.10は、ジョイントボックスとアウトレットボックスがそれぞれ1個ずつある単線図になります。
施工調略(一点鎖線)
一点鎖線で囲まれたところは施工省略、つまり、「作らなくていいですよ」という意味になります。
この候補問題No.10の場合、施工省略箇所は「右上の引掛シーリング(角形)」のところになりますが、この箇所を施工するときは器具(引掛シーリング(角形))を取り付ける必要がないのでアウトレットボックスからケーブルが出ているだけになります。
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複線図の書き方については平成26年度No.10候補問題の複線図の書き方のページを参考にしてみてください。
単線図で使用されている図記号などの意味はこちらのページにまとめていますので、単線図の図記号をまだおぼえていない方は参考にしてみてください。
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