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第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.5
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このページに掲載している候補問題の単線図の解説は、平成29年度（2017年度）の候補問題の単線図の解説です。令和6年度（2024年度）の候補問題の単線図の解説は、こちらの令和6年度 第二種電気工事士技能試験の候補問題の単線図の解説のページを参考にしてみてください。
平成29年度（2017年度）第二種電気工事士技能試験の候補問題No.5の単線図の解説です。
※候補問題の単線図には青文字は記載されていません。
平成29年度（2017年度）の候補問題No.5の単線図は、
配線用遮断器、漏電遮断器（過負荷保護付）、接地端子、接地極付コンセント（定格20A250V）がある単線図です。
ちなみに、この候補問題No.5は、平成28年度の候補問題No.5と同じです。
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電源
この候補問題No.5の単線図には電源が2つあって、1つは「電源100V」、もう1つは「電源200V」です。
使うケーブルの指示
単線図中で使うケーブルの種類が指示されているところでは、その指示されている種類のケーブルを使わなければなりません。ケーブルの種類が指示されていないところ（ケーブルの種類が書かれていないところ）では、VVF1.6-2CまたはVVF1.6-3Cのケーブルを使います。（この候補問題No.5では、VVF1.6-3Cのケーブルは使われませんけどね。）
この候補問題No.5の場合、配線用遮断器のケーブルのところには「VVF2.0-2C」と書かれてあるので、ここには「VVF2.0-2C」のケーブルを使わなければなりません。
ちなみに、VVF2.0-2Cは、
VVF：VVFケーブル（ケーブルの断面が平らなケーブル）
2.0：電線の心線の太さ（直径）が2.0mm
2C：ケーブルの心数が2（ケーブル1本の中に電線が2本入っている）
という意味です。
また、漏電遮断器（過負荷保護付）から接地極付コンセント（定格20A250V）までのところには「VVF2.0-3C」と書かれてあるので、ここには「VVF2.0-3C」のケーブルを使わなければなりません。
VVF2.0-3Cは、
VVF：VVFケーブル（ケーブルの断面が平らなケーブル）
2.0：電線の心線の太さ（直径）が2.0mm
3C：ケーブルの心数が3（ケーブル1本の中に電線が3本入っている）
という意味です。
配線用遮断器
左側に書かれてある「四角にB」は、配線用遮断器です。
配線用遮断器は、回路に大きな電流（過電流や短絡電流）が流れると電路を自動的に遮断する機器です。
漏電遮断器（過負荷保護付）
配線用遮断器の下にある「四角にBE」と書かれてあるのは、漏電遮断器（過負荷保護付）です。
漏電遮断器（過負荷保護付）は、回路に大きな電流が流れたときや、地絡電流が流れたときに電路を自動的に遮断します。
接地端子
漏電遮断器（過負荷保護付）の下にある「丸に接地の図記号」が書かれてあるのは、接地端子です。
「接地」は「アース」とも呼ばれるので、接地端子のことをアース端子ともいいます。
接地極付コンセント（定格20A250V）
コンセントの横に「E 20A 250V」と書かれてあるコンセントは、定格20A250Vの接地極付コンセントです。
スイッチ（タンブラスイッチ）
この候補問題No.5のスイッチ（黒丸）には「イ」と「ロ」の2つのスイッチがあって、「イ」のスイッチをON/OFFすると「イ」の蛍光灯（施工省略）がON/OFF、「ロ」のスイッチをON/OFFすると「ロ」のランプレセプタクルがON/OFFします。
VVF用ジョイントボックス
単線図に「丸に斜め線3本」で書かれてあるのはVVF用ジョイントボックスで、VVF用ジョイントボックスのところで電線を接続します。
この候補問題No.5の場合は、VVF用ジョイントボックスが1つなので、その1箇所で電線と電線が接続されることになります。ただし、技能試験ではVVF用ジョイントボックスの取り付けは省略されます。
施工省略（一点鎖線）
一点鎖線で囲まれたところは施工省略、つまり、「作らなくていいですよ」という意味になります。
この候補問題の場合、施工省略箇所は「左側の電源が書かれているところ」と「右側の蛍光灯が書かれているところ」になります。
左側の施工省略箇所では、配線用遮断器、漏電遮断器（過負荷保護付）、接地端子の左側が施工省略になっているので、施工するのは配線用遮断器、漏電遮断器、接地端子までになります。
右側の施工省略箇所では蛍光灯が施工省略になるので、この部分を施工するときは、VVF用ジョイントボックスからケーブルを出すだけです。
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単線図で使われている図記号などの意味はこちらの第二種電気工事士技能試験の単線図で使われる図記号のページにまとめていますので、単線図の図記号をまだおぼえていない方は参考にしてみてください。
平成29年度候補問題No.5の複線図の書き方についてはこちらのページを参考にしてみてください。
（平成29年度の候補問題の単線図と複線図の一覧表はこちら。）
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