スポンサーリンク
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.2
※ページ内にPR・広告が含まれる場合があります。
このページに掲載している候補問題の単線図の解説は、平成29年度(2017年度)の候補問題の単線図の解説です。令和6年度(2024年度)の候補問題の単線図の解説は、こちらの令和6年度 第二種電気工事士技能試験の候補問題の単線図の解説のページを参考にしてみてください。
平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.2の単線図の解説です。
※候補問題の単線図には青文字は記載されていません。
平成29年度(2017年度)の候補問題No.2の単線図は、
常時点灯の確認表示灯(パイロットランプ)と、2口コンセントがある単線図です。
ちなみに、この候補問題No.2は、平成28年度の候補問題No.2と同じです。
スポンサーリンク
電源
電源のところには「1Φ2W100V」と書かれてあるので、この単線図の電源は単相2線式100Vです。
単相2線式100Vの電源とは、電線2本で100Vの電気を供給することができる電源です。
使うケーブルの指示
単線図中で使うケーブルの種類が指示されているところでは、その指示されている種類のケーブルを使わなければなりません。ケーブルの種類が指示されていないところ(ケーブルの種類が書かれていないところ)では、VVF1.6-2CまたはVVF1.6-3Cのケーブルを使います。
この候補問題No.2の場合、電源部分のところに「VVF2.0-2C」と書かれてあるので、電源部分のケーブルには「VVF2.0-2C」のケーブルを使わなければなりません。
ちなみに、VVF2.0-2Cは、
VVF:VVFケーブル(ケーブルの断面が平らなケーブル)
2.0:電線の心線の太さ(直径)が2.0mm
2C:ケーブルの心数が2(ケーブル1本の中に電線が2本入っている)
という意味です。
パイロットランプ(確認表示灯)
パイロットランプ(白丸)は単線図中の特記に書いてあるように常時点灯なので、「イ」のスイッチのON/OFFに関係なく常に点灯するランプになります。
ですので、この候補問題No.2の複線図を書くときには、スイッチのON/OFFに関係なくパイロットランプが常に点灯するように書かなければなりません。(常時点灯回路にする)
ちなみに、パイロットランプってこういうのです。
(パイロットランプ(確認表示灯)を使った回路の詳しい解説については確認表示灯(パイロットランプ)の常時点灯、同時点滅、異時点滅回路のページを参考にしてみてください。)
コンセント
コンセントの図の横に「2」と書かれてあるコンセントは2口コンセントです。2口コンセントは、電気機器のプラグを差し込む差し込み口が2つあるコンセントです。
もう1つのコンセントの横には何も書かれていないので、このコンセントは1口コンセント(差し込み口が1つ)になります。
スイッチ(タンブラスイッチ)
スイッチ(黒丸)に「イ」、ランプレセプタクル(丸にR)に「イ」と書かれてあるので、「イ」のスイッチをON/OFFすると2つの「イ」のランプレセプタクル(1つは施工省略)がON/OFFします。
VVF用ジョイントボックス
単線図に「丸に斜め線3本」で書かれてあるのはVVF用ジョイントボックスで、VVF用ジョイントボックスのところで電線を接続します。
候補問題No.2の場合はVVF用ジョイントボックスが2つあるので、その2箇所で電線が接続されることになります。ただし、技能試験ではVVF用ジョイントボックスの取り付けは省略されます。
施工省略(一点鎖線)
一点鎖線で囲まれたところは施工省略、つまり、「作らなくていいですよ」という意味になります。
この候補問題の場合の施工省略箇所は「右側のランプレセプタクル」のところになりますが、この箇所を施工するときは器具(ランプレセプタクル)を取り付ける必要がないので、VVF用ジョイントボックスからケーブルを出すだけになります。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
単線図で使われている図記号などの意味はこちらの第二種電気工事士技能試験の単線図で使われる図記号のページにまとめていますので、単線図の図記号をまだおぼえていない方は参考にしてみてください。
平成29年度候補問題No.2の複線図の書き方についてはこちらのページを参考にしてみてください。
(平成29年度の候補問題の単線図と複線図の一覧表はこちら。)
スポンサーリンク
第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.2 関連ページ
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.1
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.1の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.1の単線図は、3つのスイッチ(1つは位置表示灯内蔵スイッチ)で3種類の器具をON/OFFする単線図です。
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.3
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.3の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.3は、タイムスイッチがある単線図です。
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.4
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.4の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.4は、配線用遮断器、漏電遮断器(過負荷保護付)、三相200V電動機、電源表示灯がある単線図です。
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.5
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.5の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.5は、配線用遮断器、漏電遮断器(過負荷保護付)、接地端子、接地極付コンセント(20A250V)がある単線図です。
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.6
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.6の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.6は、3路スイッチと露出形コンセントがある単線図です。
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.7
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.7の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.7は、3路スイッチと4路スイッチがある単線図です。
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.8
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.8の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.8は、リモコンリレー(リモコン回路)の単線図です。
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.9
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.9の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.9は、接地極付接地端子付コンセント(EETコンセント)がある単線図です。
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.10
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.10の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.10は、配線用遮断器、同時点滅の確認表示灯(パイロットランプ)がある単線図です。
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.11
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.11の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.11は、ねじなし電線管(E19)がある単線図です。
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.12
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.12の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.12は、合成樹脂製可とう電線管(PF管)がある単線図です。
- 第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.13
- 平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.13の単線図について解説しています。平成29年度の候補問題No.13は、自動点滅器がある単線図です。