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第二種電気工事士候補問題の単線図の解説 平成29年度No.10
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このページに掲載している候補問題の単線図の解説は、平成29年度(2017年度)の候補問題の単線図の解説です。令和6年度(2024年度)の候補問題の単線図の解説は、こちらの令和6年度 第二種電気工事士技能試験の候補問題の単線図の解説のページを参考にしてみてください。
平成29年度(2017年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.10の単線図の解説です。
※候補問題の単線図には青文字は記載されていません。
平成29年度(2017年度)の候補問題No.10の単線図は、
配線用遮断器、同時点滅の確認表示灯(パイロットランプ)がある単線図です。
ちなみに、この候補問題No.10は、平成28年度の候補問題No.10と同じです。
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電源
電源のところには「1Φ2W100V」と書かれてあるので、この単線図の電源は単相2線式100Vです。
単相2線式100Vの電源とは、電線2本で100Vの電気を供給することができる電源です。
使うケーブルの指示
単線図中で使うケーブルの種類が指示されているところでは、その指示されている種類のケーブルを使わなければなりません。ケーブルの種類が指示されていないところ(ケーブルの種類が書かれていないところ)では、VVF1.6-2CまたはVVF1.6-3Cのケーブルを使います。
この候補問題No.10の場合、電源(配線用遮断器)部分のところに「VVF2.0-2C」と書かれてあるので、ここには「VVF2.0-2C」のケーブルを使わなければなりません。
ちなみに、VVF2.0-2Cは、
VVF:VVFケーブル(ケーブルの断面が平らなケーブル)
2.0:電線の心線の太さ(直径)が2.0mm
2C:ケーブルの心数が2(ケーブル1本の中に電線が2本入っている)
という意味です。
確認表示灯(パイロットランプ)
パイロットランプ(白丸)は、単線図中の特記に書いてあるように同時点滅なので、「イ」のスイッチをONすると点灯、「イ」のスイッチをOFFすると消灯するランプになります。
ですので、この候補問題No.10の複線図を書くときには、「イ」のスイッチをONするとパイロットランプと「イ」の器具がONし、「イ」のスイッチをOFFするとパイロットランプと「イ」の器具がOFFするように書かなければなりません。(同時点滅回路にする)
ちなみに、パイロットランプってこういうのです。
(パイロットランプ(確認表示灯)を使った回路の詳しい解説については確認表示灯(パイロットランプ)の常時点灯、同時点滅、異時点滅回路のページを参考にしてみてください。)
配線用遮断器
左側に書かれてある「四角にB」は、配線用遮断器です。
配線用遮断器は、回路に大きな電流(過電流や短絡電流)が流れると電路を自動的に遮断する機器です。
コンセント
コンセントの図の横には何も書かれていないので、このコンセントは1口コンセント(差し込み口が1つのコンセント)になります。
スイッチ(タンブラスイッチ)
スイッチ(黒丸)に「イ」、その上のパイロットランプ(白丸)に「イ」、ランプレセプタクル(丸にR)に「イ」、引掛シーリング(角形)に「イ」と書かれてあるので、「イ」のスイッチをON/OFFすると、「イ」のパイロットランプと「イ」のランプレセプタクルと「イ」の引掛シーリング(角形)がON/OFFします。
VVF用ジョイントボックス
単線図に「丸に斜め線3本」で書かれてあるのはVVF用ジョイントボックスで、VVF用ジョイントボックスのところで電線を接続します。
この候補問題No.10の場合は、VVF用ジョイントボックスが1つなので、その1箇所で電線と電線が接続されることになります。ただし、技能試験ではVVF用ジョイントボックスの取り付けは省略されます。
施工省略(一点鎖線)
一点鎖線で囲まれたところは施工省略、つまり、「作らなくていいですよ」という意味になります。
この候補問題の場合の施工省略箇所は「配線用遮断器よりも左側のところ」になるので、施工(製作)するときは配線用遮断器まで施工すればいいです。
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単線図で使われている図記号などの意味はこちらの第二種電気工事士技能試験の単線図で使われる図記号のページにまとめていますので、単線図の図記号をまだおぼえていない方は参考にしてみてください。
平成29年度候補問題No.10の複線図の書き方についてはこちらのページを参考にしてみてください。
(平成29年度の候補問題の単線図と複線図の一覧表はこちら。)
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