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コンセント
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第二種電気工事士学科試験の鑑別問題で出題されるコンセントについてまとめています。
コンセントには色々な種類のものがあり、また、見た目も似ているのが多いのでおぼえるのが大変ですが、それぞれのコンセントの使用電圧、定格電流、用途などに着目しておぼえていくようにしましょう。
コンセント
コンセント(埋込形)(単相100V用、定格電流15A)
単相100Vを電源とする電気機器用(単相100V用)として使う、定格電流15Aのコンセントです。
住宅などにもよくあるコンセントなので、あっちこっち見渡すと、あっちこっちにあります。
ちなみに、写真のような埋込形の器具を埋込連用器具といって、埋込連用器具は埋込連用取付枠に取り付けられて使われます。
コンセント(露出形)(単相100V用、定格電流15A)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aのコンセントです。
先ほどのコンセント(コンセント(埋込形))も単相100V用の定格電流15Aのコンセントですが、先ほどのコンセントは埋込形で、こちらは露出形になります。埋込形と露出形…、形が違うのね。
コンセント(単相100V用、定格電流20A)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流20Aのコンセントです。
先ほどのコンセント(コンセント(埋込形))も単相100V用のコンセントですが、先ほどのコンセントの定格電流は15Aで、こちらは定格電流20Aのコンセントです。15Aと20A…、定格電流が違うのね。
刃受の形状(差込口の穴の形)が定格電流15Aのコンセントとは異なります。
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2口コンセント(単相100V用、定格電流15A)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの2口コンセントです。
写真のように差込口が2つあるコンセントを、2口コンセントとか、ダブルコンセントといいます。
接地極付コンセント
接地極付コンセント(単相100V用、定格電流15A)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの接地極付コンセントです。
写真のように接地極が付いているコンセントを接地極付コンセントといい、接地極付コンセントには接地ピン付きのプラグを差し込むことができます。
接地ピン付きのプラグを差し込むと、プラグの接地ピンとコンセントの接地極がつながるので、電気機器が接地されます。
接地極付コンセント(単相100V用、定格電流15A、2口)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの2口の接地極付コンセントです。
接地極付コンセント(単相100V用、15A・20A兼用)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、15A・20A兼用の接地極付コンセントです。エアコンなどの使用時の電流が大きい機器のコンセントに使われます。
15A・20A兼用のコンセントには、15Aと20Aの両方のプラグを差し込むことができます。
ちなみに、単相100V用の定格電流15A、定格電流20A、15A・20A兼用のコンセントの刃受を並べてみると、こんな感じです。
15A・20A兼用コンセントは、15Aと20Aの両方のプラグを差し込めるので、15Aの刃受と20Aの刃受を合体したような形になっています。
接地極付コンセント(単相200V用、定格電流15A)
単相200Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの接地極付コンセントです。
単相200V用のコンセントと単相100V用のコンセントでは、刃受の形状がこれまた違うのね。
接地極付コンセント(単相200V用、15A・20A兼用)
単相200Vを電源とする電気機器用として使う、15A・20A兼用の接地極付コンセントです。
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接地端子付コンセント
接地端子付コンセント(単相100V用、定格電流15A)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの接地端子付コンセントです。
写真のように接地端子が付いているコンセントを接地端子付コンセントといい、コンセントの接地端子に電気機器の接地線をつなぐと、電気機器が接地されます。
接地端子付コンセント(単相100V用、定格電流15A、2口)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの2口の接地端子付コンセントです。
接地極付接地端子付コンセント
接地極付接地端子付コンセント(単相100V用、定格電流15A)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの接地極付接地端子付コンセントです。
写真のように接地極と接地端子が付いているコンセントを接地極付接地端子付コンセントといいます。
接地極にプラグの接地ピンを挿す、または、接地端子に電気機器の接地線をつなぐと、電気機器が接地されます。
接地極でも接地端子でもどちらでも接地できるので、接地が必要な機器(電気食器洗い機など)のコンセントとして適しています。
接地極付接地端子付コンセント(単相100V用、定格電流15A、2口)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの2口の接地極付接地端子付コンセントです。
接地極付接地端子付コンセント(単相100V用、15A・20A兼用)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、15A・20A兼用の接地極付接地端子付コンセントです。
接地極付接地端子付コンセント(単相200V用、15A・20A兼用)
単相200Vを電源とする電気機器用として使う、15A・20A兼用の接地極付接地端子付コンセントです。
漏電遮断器付コンセント(単相100V用、定格電流15A、2口)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの2口の漏電遮断器付コンセントです。
写真のように漏電遮断器が付いているコンセントを漏電遮断器付コンセントといいます。
抜け止め形コンセント
抜け止め形コンセント(単相100V用、定格電流15A)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの抜け止め形コンセントです。
抜け止め形コンセントは、プラグを挿して捻ると、ロックして抜けないようにすることができます。
プラグを捻るので、差込口がふつうのコンセントとは違って円弧状になっています。
抜け止め形コンセント(単相100V用、定格電流15A、2口)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの2口の抜け止め形コンセントです。
抜け止め形コンセント(単相100V用、定格電流15A、接地極付、2口)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの2口の接地極付抜け止め形コンセントです。
引掛形コンセント(単相100V用、定格電流15A)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの引掛形コンセントです。
引掛形コンセントは、プラグを挿して捻るとロックして抜けないようにすることができます。
抜け止め形コンセントと同様にロックできるコンセントですが、引掛形コンセントの方が抜け止め形コンセントよりもより抜けにくい構造になっています。
抜け止め形コンセントの場合はふつうによくあるプラグを差し込むことができますが、引掛形コンセントの場合は専用のプラグを使います。
防雨形コンセント
防雨形コンセント(単相100V用、定格電流15A、抜け止め形)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの防雨形コンセントです。
防雨形コンセントには、雨水が差込口にかからないようにカバーが付いています。
建物の外壁に取り付けられているのを見かけることがあります。
防雨形コンセント(単相100V用、定格電流15A、接地端子付、抜け止め形)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの接地端子付防雨形コンセントです。
防雨形コンセント(単相100V用、定格電流15A、接地端子付、抜け止め形、3口)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの3口の接地端子付防雨形コンセントです。
防雨形コンセント(単相100V用、定格電流15A、接地極付、接地端子付、抜け止め形、2口)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの2口の接地極付接地端子付防雨形コンセントです。
防雨形コンセント(単相100V用、定格電流15A、接地極付、接地端子付、入線機能付、抜け止め形)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aの入線機能付の接地極付接地端子付防雨形コンセントです。
この入線機能付の防雨形コンセントは、給湯器などのコンセントとして使われ、写真左上の「入線部」から制御線を入線できる(制御線を通すことができる)ようになっています。
また、写真左下にあるのは「コード押え」で、この「コード押え」により、入線した制御線(コード)を仮固定できるようになっています。
フロアコンセント(単相100V用、定格電流15A、2口)
単相100Vを電源とする電気機器用として使う、定格電流15Aのフロアコンセントです。
フロアコンセントは床面に取り付けて使われるコンセントで、写真のフロアコンセントの場合、使わないときは床内に収容しておくことができます。
三相200V用コンセント
三相200Vを電源とする電気機器用として使う、三相200V用の接地極付コンセントです。
差込口の4つある穴のうち、写真の一番下の穴が接地極になります。
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このページを読んだら、4択クイズをやってみよう!
コンセントの4択クイズはこちら ⇒ 第二種電気工事士学科試験の4択クイズ 鑑別 コンセント
第二種電気工事士学科試験では、コンセントの刃受の形状(極配置)についても出題されています。コンセントの刃受の形状については、コンセントの刃受の形状(極配置)のページにまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。
接地については、こちらの接地工事の種類と接地抵抗値のページを参考にしてみてください。
このページで使用している写真は、一部を除き、(一財)電気技術者試験センターが作成した第二種電気工事士学科試験の試験問題に掲載されている写真です。
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