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コンデンサなどその他の機器・器具・材料
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第二種電気工事士学科試験の鑑別問題で出題されるコンデンサなどその他の機器・器具・材料についてまとめています。
コンデンサ(低圧進相コンデンサ)
コンデンサ(低圧進相コンデンサ)は、電動機などの負荷(遅れ力率の負荷)の力率を改善するのに使われる機器です。
写真に表示されている40μFはコンデンサの容量を表わしていて、単位の「μF」はマイクロファラドと読みます。
ちなみに、
この写真のコンデンサの場合、50μFと表示されているので、このコンデンサは50μFの容量のコンデンサです。
μF の μ(マイクロ)って何?
μ(マイクロ)は10-6を表わし、すごく小さい値を表わすときによく使われます。
例えば、40μFの場合は、
40μF=40×10-6F=0.000040F=0.00004F
という値になります。ちっちゃいよね!
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変圧器
チャイム用変圧器
チャイム用変圧器は、チャイム用の電圧を出力する変圧器です。
変圧器は交流電圧の大きさを変えることができる機器で、写真のチャイム用変圧器の場合、100Vの交流電圧を入れると6V、8V、または10Vの交流電圧が出力されます。(入れたら出るよ!みたいな…。)
ちなみに、変圧器はトランスともいうので、チャイム用変圧器はチャイムトランスとも呼ばれます。
あ、写真をよく見ると、チャイムトランスって書いてあります。
ネオン変圧器
ネオン変圧器は、ネオン放電灯を点灯させるための高電圧(大きな電圧)を出力する変圧器です。
写真のネオン変圧器に表示されている15は出力電圧を表わしていて、このネオン変圧器の場合、15kVの電圧を出力します。
15kVなので、15000V(一万五千ボルト)。おっきいよね!
リモコン変圧器
リモコン変圧器は、リモコン配線(リモコン回路)の操作電源変圧器として使われます。
写真のリモコン変圧器の場合100Vと24Vが表示されているので、100Vの電圧を入れると24Vの電圧が出力されます。
リモコンリレー
リモコンリレーは、リモコン配線(リモコン回路)のリレーとして使われます。
リモコンリレーには接点が内蔵されていて、その接点のON/OFFで照明などの機器がON/OFFします。
また、リモコンリレーには、接点が1つしかない「片切りのリモコンリレー」と接点が2つある「両切りのリモコンリレー」があります。単相3線式100/200Vの200V回路には、両切りのリモコンリレーが使われます。
ちなみに、リモコンリレーの接点のON/OFF操作にはリモコンスイッチが使われ、リモコンスイッチをONするとリモコンリレーの接点がONし(つまり、機器がONする)、リモコンスイッチをOFFするとリモコンリレーの接点がOFFします(つまり、機器がOFFする)。
タイマ
タイマは、制御回路(シーケンス制御)で使われます。
写真のタイマは、電源端子に電圧が加わると時間の計測を開始し、設定した時間に達すると出力がON(接点がONまたはOFF)します。
蛍光灯用安定器
蛍光灯用安定器は、蛍光灯の放電を安定させるのに使われます。
よく見ると、安定器って書いてます。
警報器
漏電火災警報器
漏電火災警報器は漏電(地絡電流)を検出すると警報を発する警報器で、零相変流器と本体を組み合わせて使われます。
写真左側のものが零相変流器(ZCTともいいます)で、漏電を検出するのに使われます。
写真右側のものが漏電火災警報器の本体で、漏電を検出したときに警報を発します。
火災警報器
火災警報器は、火災のときに熱や煙を感知すると警報を発する警報器です。(「火事です!」とかってしゃべる火災警報器もあるよね。)
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換気扇
天井付換気扇
天井付換気扇は、天井に取り付けて使われる換気扇です。
壁付換気扇(プルスイッチ付)
壁付換気扇は、壁に取り付けて使われる換気扇です。
写真の壁付換気扇は、プルスイッチが付いている壁付換気扇で、引きひもを引く度に壁付換気扇がON/OFFします。
パワーコンディショナ
パワーコンディショナは、太陽光発電設備において、太陽電池により発電した直流電力を住宅などで使える交流電力に変換する機器です。
パワーコンディショナは、パワコンとも呼ばれます。
分電盤
分電盤は、配線用遮断器を集合して設置するのに使われます。
次の写真の左側は配線用遮断器が12個入っている分電盤、右側は配線用遮断器が4個入っている分電盤です。
パイロットランプ
パイロットランプは、スイッチがある場所を知らせる表示灯として使われたり、機器の動作状態(動いているのか?止まっているのか?)を知らせる表示灯として使われたりします。
接地端子
接地端子は、接地線を接続する端子として使われます。
ふたをあけると端子があります。
ジョイントボックス
端子付ジョイントボックス
端子付ジョイントボックスは、VVFケーブル相互を接続するところに使われるボックスです。(露出場所で使われます。)
端子部分にケーブルを接続して使います。
VVF用ジョイントボックス
VVF用ジョイントボックスは、VVFケーブル相互を接続するところに使われるボックスです。(隠ぺい場所で使われます。)
透明な箱の部分に電線の接続箇所が収められます。
埋込スイッチボックス(合成樹脂製)
埋込スイッチボックス(合成樹脂製)は、住宅などでスイッチやコンセントなどを取り付けるときに使われる合成樹脂製のスイッチボックスです。
埋込連用取付枠
埋込連用取付枠は、埋込連用器具(スイッチやコンセントなど)を取り付ける枠です。
プレート
プレートは、埋込連用器具(スイッチやコンセントなど)を取り付けたときのカバーとして使われ、取り付ける埋込連用器具の数に応じて1〜3個用を使い分けます。
1個の場合は真中に器具が取り付けられるので真中に穴が、2個の場合は上下に器具が取り付けられるので上下に穴が、3個の場合は3個の器具が取り付けられるので3個分の穴があけられています。
ぬりしろカバー
ぬりしろカバーは、壁に埋め込んで使われるボックス(アウトレットボックスや埋込形のスイッチボックス)の表面に取り付けて、壁の仕上げ面を調整するのに使われます。
写真のぬりしろカバーはアウトレットボックスに取り付けることができるぬりしろカバーで、アウトレットボックスにぬりしろカバーが取り付けられ、ぬりしろカバーにスイッチやコンセントなどが取り付けられます。
ステープル
ステープルは、ケーブルを造営材(建物の柱など)に固定するのに使われます。
ステープルのコの字部分でケーブルをおさえる(挟む)ようにして、ケーブルを造営材に固定します。
ステープルは、ステップルとも呼ばれます。
ケーブルラック
ケーブルラックは、ケーブルを支持・固定するのに使われます。
写真では、梯子みたいな形をしたケーブルラックの上にケーブルがのせられています。
ちなみに、次の写真もケーブルラックの写真です。
ノップがいし
ノップがいしは、がいし引き工事で電線を支持するのに使われます。
チューブサポート
チューブサポートは、ネオン放電灯工事でネオン管を支持するのに使われます。
引留がいし
引留がいしは、引込用ビニル絶縁電線(DV)を引き留めるのに使われます。
玉がいし
玉がいしは、支線を絶縁するのに使われます。
金属線ぴ
1種金属製線ぴ
1種金属製線ぴは、幅が4cm未満の金属製の線ぴ(樋(とい))で、線ぴの中に電線を通して使います。
1種金属製線ぴはメタルモールとも呼ばれ、金属線ぴ工事で使われます。
2種金属製線ぴ
2種金属製線ぴは、幅が4cm以上5cm以下の金属製の線ぴ(樋(とい))で、線ぴの中に電線を通して使います。
2種金属製線ぴはレースウェイとも呼ばれ、金属線ぴ工事で使われます。
接地極(接地棒)
接地極(接地棒)は、接地線と大地を接続するのに使われます。
接地極(接地棒)は大地に埋め込まれます。
波付硬質合成樹脂管(FEP)
波付硬質合成樹脂管(FEP)は、地中にケーブルを埋設するときに、ケーブルを防護する防護管として使われます。
FEP管用ボックスコネクタ
FEP管用ボックスコネクタは、波付硬質合成樹脂管(FEP)をボックスに接続するときに使われます。
トラフ
トラフは、地中にケーブルを直接埋設するときに、ケーブルを防護するのに使われます。
ケーブル埋設標識シート
ケーブル埋設標識シートは、シートの下にケーブルが埋められていることを標示するためのシートです。地中に埋設されたケーブルと地面との間に敷設されます。
写真のケーブル埋設標識シートには、「危険 注意 この下に低圧電力ケーブルあり」と書いてあります。
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このページを読んだら、4択クイズをやってみよう!
コンデンサなどその他の機器・器具・材料の4択クイズはこちら ⇒ 第二種電気工事士学科試験の4択クイズ 鑑別 その他の機器・器具・材料
このページで使用している写真は、一部を除き、(一財)電気技術者試験センターが作成した第二種電気工事士学科試験の試験問題に掲載されている写真です。また、このページで使用しているパワーコンディショナの写真は、パナソニック(株)のHPに掲載されている写真です。
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