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第二種電気工事士学科試験の4択クイズ 幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値
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第二種電気工事士学科試験で出題されている幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値について4択クイズ(一問一答)にしてみました。
選択肢の中から答えを選ぶと解説も表示されるようになっているので、ちょっとした練習問題としても使えるんじゃないかなと思います。
スマホでもできるので(たぶん)、休憩時間やちょっと時間があいたときなど、スキマ時間にポチポチやってみるのもいいかもです。
選択肢の中に計算式と計算結果も書いていますので、紙と鉛筆を準備してわざわざ手計算をしなくてもいいようになっています。なので、外出先などでもポチポチさくさく進められるんじゃないかと思います。
また、このページの4択クイズをやってみて、
ぜんぜん分かんない!
というときは、こちらの幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値(電技解釈第148条)のページを一度読んでみてからやってみてください。
一度読んでからなら、そこそこいけると思います。
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幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値の4択クイズ
問題1
図のように、三相の電動機と電熱器が低圧屋内幹線に接続されている場合、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{100\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ は電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{80}$です。
幹線には定格電流 $10\,\mathrm{A}$ の電動機が $1$ 台、定格電流 $30\,\mathrm{A}$ の電動機が $1$ 台接続されているので、電動機の定格電流の合計 $I_M$ は、$I_M=10+30=\color{#f33}{40}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線には定格電流 $15\,\mathrm{A}$ の電熱器が $2$ 台接続されているので、電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計 $I_H$ は、$I_H=15+15=\color{#f33}{30}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ 以下なので、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=1.25I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.25I_M+I_H$ $=1.25\times 40+30$ $=50+30$ $=\color{#f33}{80}$ となるので、求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{80}\,\mathrm{A}$ になります。
この問題1のような問題で、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式を選ぶときは、次の2つがポイントになります。
- $I_M$ と $I_H$ の大小関係
- $I_M$ が $I_H$ より大きい場合は、$I_M$ が $50\,\mathrm{A}$ より大きいか? $50\,\mathrm{A}$ 以下か?
特に、$I_M$ が $I_H$ より大きい場合は、$I_M$ が $50\,\mathrm{A}$ より大きいか $50\,\mathrm{A}$ 以下かで使う式が異なるので気を付けましょう!( $I_M$ が $50\,\mathrm{A}$ より大きいときは $I_M$ を $1.1$ 倍する。$I_M$ が $50\,\mathrm{A}$ 以下のときは $I_M$ を $1.25$ 倍する。)
問題2
定格電流 $\boldsymbol{10\,\mathrm{A}}$ の電動機 $\boldsymbol{5}$ 台が接続された単相2線式の低圧屋内幹線がある。この幹線の太さを決定する電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{80\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計に需要率をかけた電流値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ はその他の負荷(電熱器など)の定格電流の合計に需要率をかけた電流値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決定する電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{50}$です。
幹線には定格電流 $10\,\mathrm{A}$ の電動機が $5$ 台接続されていて、需要率が $80\,\%$ なので、電動機の定格電流の合計に需要率をかけた電流値 $I_M$ は、$I_M=10\times 5\times 0.8=\color{#f33}{40}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線にはその他の負荷(電熱器など)は接続されていないので、その他の負荷の定格電流の合計に需要率をかけた電流値 $I_H$ は、$I_H=\color{#f33}{0}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ 以下なので、幹線の太さを決定する電流の最小値を求める式は $I_W=1.25I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.25I_M+I_H$ $=1.25\times 40+0$ $=50+0$ $=\color{#f33}{50}$ となるので、求める幹線の太さを決定する電流の最小値は $\color{#f33}{50}\,\mathrm{A}$ になります。
この問題2のように、問題文に $100\,\%$ 以外の需要率が示されている場合は、「電動機の定格電流の合計」および「その他の負荷の定格電流の合計」に需要率をかけて、その需要率をかけた値をそれぞれ $I_M$ 、$I_H$ として解いていきます。なお、需要率をかけるときは、例えばこの問題のように需要率が「 $80\,\%$ 」の場合には、$80$ を $100$ で割った「 $0.8$ 」をかけます。
問題3
定格電流 $\boldsymbol{12\,\mathrm{A}}$ の電動機 $\boldsymbol{5}$ 台が接続された単相2線式の低圧屋内幹線がある。この幹線の太さを決定するための根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{80\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計に需要率をかけた電流値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ はその他の負荷(電熱器など)の定格電流の合計に需要率をかけた電流値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決定するための根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{60}$です。
幹線には定格電流 $12\,\mathrm{A}$ の電動機が $5$ 台接続されていて、需要率が $80\,\%$ なので、電動機の定格電流の合計に需要率をかけた電流値 $I_M$ は、$I_M=12\times 5\times 0.8=\color{#f33}{48}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線にはその他の負荷(電熱器など)は接続されていないので、その他の負荷の定格電流の合計に需要率をかけた電流値 $I_H$ は、$I_H=\color{#f33}{0}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ 以下なので、幹線の太さを決定するための根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=1.25I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.25I_M+I_H$ $=1.25\times 48+0$ $=60+0$ $=\color{#f33}{60}$ となるので、求める幹線の太さを決定するための根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{60}\,\mathrm{A}$ になります。
問題4
図のように、三相の電動機と電熱器が低圧屋内幹線に接続されている場合、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{100\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ は電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{81}$です。
幹線には定格電流 $20\,\mathrm{A}$ の電動機が $3$ 台接続されているので、電動機の定格電流の合計 $I_M$ は、$I_M=20+20+20=\color{#f33}{60}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線には定格電流 $15\,\mathrm{A}$ の電熱器が $1$ 台接続されているので、電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計 $I_H$ は、$I_H=\color{#f33}{15}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ より大きいので、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=1.1I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.1I_M+I_H$ $=1.1\times 60+15$ $=66+15$ $=\color{#f33}{81}$ となるので、求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{81}\,\mathrm{A}$ になります。
問題5
図のように、三相電動機と三相電熱器が低圧屋内幹線に接続されている場合、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{100\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ は電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{96}$です。
幹線には定格電流 $30\,\mathrm{A}$ の電動機が $2$ 台接続されているので、電動機の定格電流の合計 $I_M$ は、$I_M=30+30=\color{#f33}{60}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線には定格電流 $15\,\mathrm{A}$ の電熱器が $2$ 台接続されているので、電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計 $I_H$ は、$I_H=15+15=\color{#f33}{30}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ より大きいので、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=1.1I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.1I_M+I_H$ $=1.1\times 60+30$ $=66+30$ $=\color{#f33}{96}$ となるので、求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{96}\,\mathrm{A}$ になります。
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問題6
図のように、三相の電動機と電熱器が低圧屋内幹線に接続されている場合、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{100\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ は電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{103}$です。
幹線には定格電流 $30\,\mathrm{A}$ の電動機が $2$ 台、定格電流 $20\,\mathrm{A}$ の電動機が $1$ 台接続されているので、電動機の定格電流の合計 $I_M$ は、$I_M=30+30+20=\color{#f33}{80}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線には定格電流 $15\,\mathrm{A}$ の電熱器が $1$ 台接続されているので、電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計 $I_H$ は、$I_H=\color{#f33}{15}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ より大きいので、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=1.1I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.1I_M+I_H$ $=1.1\times 80+15$ $=88+15$ $=\color{#f33}{103}$ となるので、求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{103}\,\mathrm{A}$ になります。
問題7
図のように、三相電動機と三相電熱器が低圧屋内幹線に接続されている場合、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{100\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ は電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{108}$です。
幹線には定格電流 $50\,\mathrm{A}$ の電動機が $1$ 台、定格電流 $30\,\mathrm{A}$ の電動機が $1$ 台接続されているので、電動機の定格電流の合計 $I_M$ は、$I_M=50+30=\color{#f33}{80}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線には定格電流 $15\,\mathrm{A}$ の電熱器が $1$ 台、定格電流 $5\,\mathrm{A}$ の電熱器が $1$ 台接続されているので、電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計 $I_H$ は、$I_H=15+5=\color{#f33}{20}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ より大きいので、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=1.1I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.1I_M+I_H$ $=1.1\times 80+20$ $=88+20$ $=\color{#f33}{108}$ となるので、求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{108}\,\mathrm{A}$ になります。
問題8
定格電流 $\boldsymbol{10\,\mathrm{A}}$ の電動機 $\boldsymbol{10}$ 台が接続された単相2線式の低圧屋内幹線がある。この幹線の太さを決定する電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{80\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計に需要率をかけた電流値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ はその他の負荷(電熱器など)の定格電流の合計に需要率をかけた電流値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決定する電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{88}$です。
幹線には定格電流 $10\,\mathrm{A}$ の電動機が $10$ 台接続されていて、需要率が $80\,\%$ なので、電動機の定格電流の合計に需要率をかけた電流値 $I_M$ は、$I_M=10\times 10\times 0.8=\color{#f33}{80}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線にはその他の負荷(電熱器など)は接続されていないので、その他の負荷の定格電流の合計に需要率をかけた電流値 $I_H$ は、$I_H=\color{#f33}{0}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ より大きいので、幹線の太さを決定する電流の最小値を求める式は $I_W=1.1I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.1I_M+I_H$ $=1.1\times 80+0$ $=88+0$ $=\color{#f33}{88}$ となるので、求める幹線の太さを決定する電流の最小値は $\color{#f33}{88}\,\mathrm{A}$ になります。
問題9
図のように、三相の電動機と電熱器が低圧屋内幹線に接続されている場合、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{100\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ は電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{45}$です。
幹線には定格電流 $10\,\mathrm{A}$ の電動機が $1$ 台接続されているので、電動機の定格電流の合計 $I_M$ は、$I_M=\color{#f33}{10}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線には定格電流 $15\,\mathrm{A}$ の電熱器が $1$ 台、定格電流 $20\,\mathrm{A}$ の電熱器が $1$ 台接続されているので、電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計 $I_H$ は、$I_H=15+20=\color{#f33}{35}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ が $I_H$ 以下なので、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=I_M+I_H$ $=10+35$ $=\color{#f33}{45}$ となるので、求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{45}\,\mathrm{A}$ になります。
問題10
図のように、三相電動機と三相電熱器が幹線に接続されている場合、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{100\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ は電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{70}$です。
幹線には定格電流 $20\,\mathrm{A}$ の電動機が $2$ 台接続されているので、電動機の定格電流の合計 $I_M$ は、$I_M=20+20=\color{#f33}{40}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線には定格電流 $10\,\mathrm{A}$ の電熱器が $2$ 台接続されているので、電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計 $I_H$ は、$I_H=10+10=\color{#f33}{20}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ 以下なので、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=1.25I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.25I_M+I_H$ $=1.25\times 40+20$ $=50+20$ $=\color{#f33}{70}$ となるので、求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{70}\,\mathrm{A}$ になります。
問題11
定格電流がそれぞれ $\boldsymbol{20\,\mathrm{A}}$ および $\boldsymbol{8\,\mathrm{A}}$ の電動機各 $\boldsymbol{1}$ 台を接続した低圧屋内幹線がある。この幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{100\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ はその他の負荷(電熱器など)の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{35}$です。
幹線には定格電流 $20\,\mathrm{A}$ の電動機が $1$ 台、定格電流 $8\,\mathrm{A}$ の電動機が $1$ 台接続されているので、電動機の定格電流の合計 $I_M$ は、$I_M=20+8=\color{#f33}{28}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線にはその他の負荷(電熱器など)は接続されていないので、その他の負荷の定格電流の合計 $I_H$ は、$I_H=\color{#f33}{0}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ 以下なので、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=1.25I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.25I_M+I_H$ $=1.25\times 28+0$ $=35+0$ $=\color{#f33}{35}$ となるので、求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{35}\,\mathrm{A}$ になります。
問題12
定格電流 $\boldsymbol{8\,\mathrm{A}}$ の電動機 $\boldsymbol{8}$ 台に1回線の低圧屋内幹線で電力を供給する場合、その幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{75\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計に需要率をかけた電流値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ はその他の負荷(電熱器など)の定格電流の合計に需要率をかけた電流値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{60}$です。
幹線には定格電流 $8\,\mathrm{A}$ の電動機が $8$ 台接続されていて、需要率が $75\,\%$ なので、電動機の定格電流の合計に需要率をかけた電流値 $I_M$ は、$I_M=8\times 8\times 0.75=\color{#f33}{48}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線にはその他の負荷(電熱器など)は接続されていないので、その他の負荷の定格電流の合計に需要率をかけた電流値 $I_H$ は、$I_H=\color{#f33}{0}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ 以下なので、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=1.25I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.25I_M+I_H$ $=1.25\times 48+0$ $=60+0$ $=\color{#f33}{60}$ となるので、求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{60}\,\mathrm{A}$ になります。
問題13
図のような電動機と電熱器に電力を供給する低圧屋内幹線がある。この幹線の電線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{100\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ は電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の電線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{86}$です。
幹線には定格電流 $30\,\mathrm{A}$ の電動機が $2$ 台接続されているので、電動機の定格電流の合計 $I_M$ は、$I_M=30+30=\color{#f33}{60}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線には定格電流 $20\,\mathrm{A}$ の電熱器が $1$ 台接続されているので、電熱器(その他の負荷)の定格電流の合計 $I_H$ は、$I_H=\color{#f33}{20}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ より大きいので、幹線の電線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=1.1I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.1I_M+I_H$ $=1.1\times 60+20$ $=66+20$ $=\color{#f33}{86}$ となるので、求める幹線の電線の太さを決める根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{86}\,\mathrm{A}$ になります。
問題14
定格電流 $\boldsymbol{20\,\mathrm{A}}$ の電動機 $\boldsymbol{2}$ 台と定格電流 $\boldsymbol{30\,\mathrm{A}}$ の電動機 $\boldsymbol{1}$ 台に1つの低圧屋内幹線で電力を供給する場合、その幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]は? ただし、需要率は $\boldsymbol{100\,\%}$ とする。
なお、選択肢中の $\boldsymbol{I_M}$ は電動機の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_H}$ はその他の負荷(電熱器など)の定格電流の合計[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]、$\boldsymbol{I_W}$ は求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[$\boldsymbol{\mathrm{A}}$]です。
正解!
はずれ!
解説
正解は、$\boldsymbol{77}$です。
幹線には定格電流 $20\,\mathrm{A}$ の電動機が $2$ 台、定格電流 $30\,\mathrm{A}$ の電動機が $1$ 台接続されているので、電動機の定格電流の合計 $I_M$ は、$I_M=20\times 2+30=\color{#f33}{70}\,\mathrm{A}$ になります。
幹線にはその他の負荷(電熱器など)は接続されていないので、その他の負荷の定格電流の合計 $I_H$ は、$I_H=\color{#f33}{0}\,\mathrm{A}$ になります。
$I_M$ と $I_H$ を比較すると $I_M$ の方が大きく、$I_M$ は $50\,\mathrm{A}$ より大きいので、幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値を求める式は $I_W=1.1I_M+I_H$ になります。
この式にぞれぞれの値を代入すると、$I_W=1.1I_M+I_H$ $=1.1\times 70+0$ $=77+0$ $=\color{#f33}{77}$ となるので、求める幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値は $\color{#f33}{77}\,\mathrm{A}$ になります。
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⇒ 第二種電気工事士学科試験の4択クイズ
2024年度の学科試験対策におすすめです!
このページの問題文には、(一財)電気技術者試験センターが作成した第二種電気工事士学科試験の試験問題から一部抜粋した文章を使用しています。
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