このエントリーをはてなブックマークに追加   

ライティングダクト工事

ライティングダクト工事はライティングダクトを使う工事です。

 

ライティングダクトとは、照明器具やコンセントなどを取り付けることができるダクトで、取り付けられる照明器具などはダクトの自由な位置に配置することができます。

 

ライティングダクト

 

図はライティングダクトを天井から吊り下げているイメージで書いていますが、天井に直に取り付ける場合もあります。

 

また、ライティングダクトに取り付けられた器具(照明器具など)への電源は、ライティングダクトの給電レール(導体部分)から供給されます。(給電レールで電源を供給するので、どこの位置にでも取り付けられるんです。)

 

ライティングダクトの給電レール

 

ライティングダクトの施工方法

ライティングダクトの支持方法(固定方法)などの施工方法には決まりがあり、次のようになります。

 

ライティングダクトの支持方法

ライティングダクトの支持点間距離(固定する間隔)は 2m以下 とします。

 

ライティングダクトの終端部

ライティングダクトの 終端部はエンドキャップで閉そく する。

 

閉そくは「ふさぐ」という意味で、つまり「はじはふさいどけ!」みたいな。(金属ダクトと同じです。)

 

ダクト開口部の向き

ライティングダクトを取り付けるときは、ダクトの 開口部が下向き になるように取り付ける。

 

ただし、簡易接触防護措置を施して、ダクトの内部にじんあい(ホコリとか)が入らないように取り付ける場合には横向きにできます。

 

造営材を貫通してはダメ

ライティングダクトで造営材(壁とか)を貫通してはダメです。

 

ライティングダクトの施工方法

 

 


スポンサーリンク




 

 

漏電遮断器の施設

ライティングダクトに電気を供給する電路には漏電遮断器を施設します。(ダクトに簡易接触防護措置を施す場合を除く)

 

※金属製のものであって、ダクトの金属製部分と電気的に接続するおそれがあるもので防護する方法を除く。

 

ライティングダクトの接地と接地工事を省略できる条件

ライティングダクトの接地

漏電などによる感電を防止するためライティングダクトを接地します。

 

接地工事にはA種接地工事、B種接地工事、C種接地工事、D種接地工事がありますが、ライティングダクトの使用電圧は300V以下なので、ライティングダクトはD種接地工事で接地します。

 

ライティングダクトのD種接地工事を省略できる条件

次の場合、ライティングダクトのD種接地工事を省略できます。

  • 合成樹脂などの絶縁物で金属製部分を被覆したダクトを使用する場合
  • 対地電圧が150V以下で、長さが4m以下の場合

ライティングダクトの接地工事を省略できる条件の説明図

 

ちなみに長さ4mは、2本以上のライティングダクトを接続して使用する場合にはその全長になりますよ。

 

ライティングダクト工事のポイント!
  • ライティングダクトの支持点間距離は2m以下
  • ダクトの終端部は閉そくする
  • 原則として、ダクトの開口部は下向きにする
  • ダクトは造営材を貫通してはダメ!
  • ダクトに電気を供給する電路には漏電遮断器を施設する
  • ライティングダクトはD種接地工事で接地する
  • 合成樹脂などの絶縁物で金属製部分を被覆したダクトを使用する場合はD種接地工事を省略できる
  • 対地電圧が150V以下、ライティングダクトの長さが4m以下の場合はD種接地工事を省略できる

 

 

第二種電気工事士の筆記試験では、ライティングダクトの施工方法(支持点間距離2m以下、終端部は閉そく、開口部は下向き)についての問題が出題される場合があるので、おぼえておくようにしましょう!

 

簡易接触防護措置については、こちらの接触防護措置と簡易接触防護措置のページにまとめていますので参考にしてみてください。

スポンサーリンク




 


 おすすめ記事



 


このエントリーをはてなブックマークに追加   

ライティングダクト工事 関連ページ

ケーブル工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「ケーブル工事」についてまとめています。ケーブル工事はVVFケーブル、VVRケーブル、EM-EEFケーブル、CVケーブルなどを使った工事です。
地中埋設工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「地中埋設工事」についてまとめています。地中埋設工事は配線(ケーブル)を地面の中を通す工事です。
金属管工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「金属管工事」についてまとめています。金属管工事はねじなし電線管、薄鋼電線管、厚鋼電線管を使った工事で、金属管の中に電線を通して配線する工事です。
金属可とう電線管工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「金属可とう電線管工事」についてまとめています。金属可とう電線管工事は金属製の可とう電線管を使った工事で、電線管の中に電線を通して配線する工事です。
合成樹脂管工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「合成樹脂管工事」についてまとめています。合成樹脂管工事は硬質塩化ビニル電線管(VE管)、合成樹脂製可とう電線管(PF管、CD管)を使った工事で、合成樹脂管の中に電線を通して配線する工事です。
金属線ぴ工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「金属線ぴ工事」についてまとめています。金属線ぴ工事は1種金属製線ぴ(メタルモール)、または2種金属製線ぴ(レースウェイ)を使う工事で、金属線ぴの中に電線を通して配線する工事です。
金属ダクト工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「金属ダクト工事」についてまとめています。金属ダクト工事は金属ダクト(金属製のダクト)を使う工事で、金属ダクトの中に電線を通して配線する工事です。
フロアダクト工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「フロアダクト工事」についてまとめています。フロアダクト工事はフロアダクトを使う工事で、フロアダクトは床上への電線の引き出しなどを目的として使われる配線用の「樋(とい)」です。
がいし引き工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「がいし引き工事」についてまとめています。がいし引き工事は「がいし」を使う工事で、造営材に「がいし」を取り付け、その「がいし」に電線を固定して配線する工事です。
ネオン放電灯工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「ネオン放電灯工事」についてまとめています。ネオン放電灯工事はネオン放電灯(ネオン管)を使う工事です。ネオン管は夜の街のネオンサインとしても使われていますよね。
ショウウィンドー・ショウケース内工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「ショウウィンドー・ショウケース内工事」についてまとめています。ショウウィンドー・ショウケース内工事は、街中やお店で見かけるショウウィンドーやショウケース内の工事です。
小勢力回路の工事
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「小勢力回路の工事」についてまとめています。小勢力回路は絶縁変圧器を使って最大使用電圧が60V以下に下げられた回路です。チャイム用変圧器やリモコン変圧器の二次側は小勢力回路になります。
接地工事の種類と接地抵抗値(電技解釈第17条)
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」の分野で出題される「接地工事の種類と接地抵抗値」についてまとめています。接地工事の種類と接地抵抗値(電技解釈第17条)に関する問題は毎年(毎回)出題されていますので、筆記試験対策としておさえておかなければならない重要な項目になります。
電気工事の種類(作業)と使われる工具の組み合わせ
第二種電気工事士筆記試験の「工事施工方法」で出題される「電気工事の種類(作業)と使われる工具の組み合わせ」についてまとめています。工事(作業)と工具の組み合わせは筆記試験でほぼ毎年(毎回)出題されていますので、電気工事と使われる工具の対応をおぼえておきましょう。