このエントリーをはてなブックマークに追加   

鑑別|配線器具・材料(1)

第二種電気工事士筆記試験の「鑑別」で出題される配線器具・材料のうち「スイッチ」「コンセント」「電線や照明器具を接続するもの」「電線管」「遮断器」などについてまとめています。

 

似ているものが多いのでおぼえるのがなかなか大変ですが、鑑別をおぼえるコツは「それぞれの特徴をおさえること」と「記憶力?」です。

 

「記憶」とか「暗記」が苦手な方も多いですが、そのような方はとにかく何度も「見る」「読む」を繰り返しましょう!

 

声に出して読むと記憶しやすいと言われているので、暗記が苦手な方は声に出して読んでみるといいと思います。(ただし、電車の中とかでは声を出すのは止めておきましょう。変な人って思われます。)

 

※市販の参考書でもそうですが、同じ名称のものでもメーカにより色々あるので、まったく同じものが問題に出てくるとは限りません。パッと見たときの見た目が違うものもあるので、それぞれの特徴をおぼえておくようにしましょう!

 

スイッチ

 

単極スイッチ(埋込形)

単極スイッチ(タンブラスイッチ)(埋込形)

埋込連用取付枠に取り付けて使用するスイッチで、だいたいどこにでもあるスイッチです。
部屋の中の照明を点けたり消したりするときなどに使われて、第二種電気工事士の技能試験でも使われます。
タンブラスイッチと言ったりもして、他の器具もそうですが、呼び方は色々あったりします。


 

3路スイッチ

3路スイッチ

埋込連用取付枠に取り付けて使用する3路スイッチです。
3路スイッチは1つのもの(照明器具など)を2箇所でON/OFFしたいときに使われ、例えば、1階と2階から階段の照明をON/OFFするときなどに使われます。
3路スイッチはスイッチの右側も左側もONにもなりOFFにもなるので、ふつうの単極スイッチ(タンブラスイッチ)のような黒いポッチ(こっち側がONですよ〜を表わす表示)はありません。
3箇所以上でON/OFFするときは、4路スイッチと組み合わせて使用します。


 

4路スイッチ

4路スイッチ

埋込連用取付枠に取り付けて使用する4路スイッチです。
4路スイッチは、1つのもの(照明器具など)を3箇所以上でON/OFFしたいときに、3路スイッチと組み合わせて使われます。
4路スイッチも3路スイッチと同じように、ふつうの単極スイッチのような黒いポッチ(こっち側がONですよ〜を表わす表示)はありません。
それから、3路スイッチと4路スイッチは表面を見ただけでは区別することができないので、どっちかな〜?というときには裏面の接点構成図や端子番号を見て判断します。
ものによっては、側面にシールを張っているものもありますけど。


 

位置表示灯内蔵スイッチ

位置表示灯内蔵スイッチ

埋込連用取付枠に取り付けて使用するスイッチで、スイッチをONするとスイッチのランプが消灯し、スイッチをOFFするとスイッチのランプが点灯します。
スイッチをOFFして部屋が暗くなっても、「スイッチはここにありますよ〜」と分かるスイッチです。そんなスイッチなので、「ホタルスイッチ」とも呼ばれています。
同じようなものに確認表示灯内蔵スイッチがありますが、こちらはスイッチをONするとスイッチのランプも点灯し、スイッチをOFFするとスイッチのランプも消灯します。
位置表示灯内蔵スイッチと確認表示灯内蔵スイッチはランプの点灯の仕方が反対になります。


 

単極スイッチ(露出形)

露出形の単極スイッチです。
露出形なので、取り付けると壁から出っ張った状態になります。露出形は最近はあまり見ないような気がしますが・・・。


 

プルスイッチ

ひもを引っ張ってON/OFFするスイッチです。
「引く」は英語で「Pull(プル)」なのでプルスイッチとおぼえておくとおぼえやすいと思います。


 

ペンダントスイッチ

片側からコード(電線)が出るスイッチです。
写真の場合、スイッチをスライドさせてON/OFFします。


 

電磁開閉器用押しボタンスイッチ

電磁開閉器用の押しボタンスイッチで、ボタンを押してON/OFFするスイッチです。
見た感じそのまんまのスイッチですね。


 

タイムスイッチ

何時から何時までONして、何時から何時までOFFするというように、ON/OFFの時間を設定できるスイッチです。
時間の設定ができるのでタイムスイッチとおぼえておくと、おぼえやすいと思います。時刻を設定する目盛が付いています。


 

リモコンスイッチ

セレクタスイッチ本体 パナソニック(Panasonic) WR8501 1コ用

リモコンリレーの接点を操作するためのスイッチで、スイッチをON/OFFすることでリモコンリレーの接点をON/OFFすることができます。
赤色と緑色のランプが付いていて、ONすると赤色、OFFすると緑色のランプが点灯します。
リモコンリレーとセットでおぼえておきましょう。


 

リモコンリレー

リモコンスイッチからON/OFFの操作信号を受けて、対象の機器のON/OFFをします。
リモコンスイッチとセットでおぼえておきましょう。


 

自動点滅器

周囲の明るさに応じて自動的にON/OFFするスイッチみたいなもので、電柱などに取り付けられている街路灯や防犯灯などに取り付けられています。
街路灯や防犯灯は暗くなると自動的に点灯しますよね? それは、この自動点滅器がON/OFFしているからなんですね。
暗くなると自動で点灯する庭の屋外灯なども、ほとんどの場合、この自動点滅器でON/OFFさせています。


 

電磁開閉器

電磁開閉器は電磁接触器と熱動継電器(サーマルリレー)で構成され、電動機(モータ)を制御(運転・停止)するのに使われたりします。
写真の上側の部分(白い部分)が電磁接触器で、電動機を動かすスイッチがONのときは接点をつないで電動機を動かし、スイッチがOFFのときは接点を切り離して電動機を停止する役目をするものです。
写真の下側の部分(黒い部分)が熱動継電器(サーマルリレー)で、熱動継電器は電動機回路に大きな電流が流れてしまったときに、電源と電動機の接続を切り離して電流を遮断し、電動機を保護するものです。
ちなみに、電動機に大きな電流が流れる状態のことを過負荷といい、その過負荷から保護することを過負荷保護と言います。


 

調光器

白熱灯などの照明の明るさを調節します。
写真のものはスライド式で、スライドを上下に動かして調節します。スライド式の他にはダイヤル式のものもあります。


 

カットアウトスイッチ

刃を刃受けに差し込むことでON/OFFするスイッチです。
黄色の柄のところを持ってガチャン?と操作します。


 

カバー付ナイフスイッチ

白色のところを持ってON/OFFの操作をします。写真の場合、上側に倒すとON、下側に倒すとOFFになります。
これもガチャン?と操作します。


 

フロートスイッチ

フロートは「浮き」のことで、浮きの上下で接点がONしたりOFFしたりします。
液面の高さを検知するのに使われます。


 

コンセント

 

単相100V用15Aコンセント

単相100V用15Aコンセント(埋込連用コンセント)

埋込連用取付枠に取り付けて使用するコンセントで、よく見るコンセントです。
第二種電気工事士の技能試験でも使われます。


 

単相100V用15A接地極付コンセント

単相100V用15A接地極付コンセント(埋込連用接地極付コンセント)

埋込連用取付枠に取り付けて使用する接地極が付いたコンセントで、写真の右側の半楕円のことろが接地極になります。
たまに、挿すところが3本あるコンセントプラグがありますよね?よくあるコンセントプラグに丸い棒も付いている。それを挿すことができるコンセントです。(イメージ伝わってますか?)


 

単相100V用15A抜け止め形コンセント

埋込連用取付枠に取り付けて使用する抜け止め形のコンセントです。
コンセントプラグを挿した後に、捻ってロックして抜けないようにすることができます。
挿した後に捻るので、差込口がふつうのコンセントとは違って円弧状になっています。
ロックして抜けないようにできるコンセントには、抜け止め形コンセントの他に引掛形コンセントもあります。


 

単相100V用15A・20A兼用コンセント

定格電流が大きな機器のコンセントとして使われます。
定格電流が大きな機器とは、例えばエアコンとかですかね。といっても、最近のエアコンの電源は200Vが多いですけどね。
刃受けの形状(差込口の形状)がふつうのコンセントとは違うのでおぼえておきましょう。


 

単相100V用15A2口コンセント

コンセントの差込口が2つあるコンセントです。
このように差込口が2つあるコンセントを、「2口コンセント」とか、「ダブルコンセント」などと言います。


 

単相100V用15A接地極付2口コンセント

接地極付のコンセントです。
写真は2口のものです。


 

接地極付抜け止め形2口コンセント

抜け止め形のコンセントで、写真は2口のものです。
抜け止め形なので、コンセントプラグを挿した後に捻ってロックして抜けないようにできます。捻るので差込口が円弧状になっています。


 

接地極付接地端子付2口コンセント

接地極と接地端子が付いているコンセントで、写真は2口のものです。
コンセントプラグを挿すところの下側が接地極、一番下が接地端子になります。一番下の蓋をパカッと開けると接地端子があります。(写真ではちょっと分かりにくいかも)


 

単相200V用15A・20A兼用接地極付コンセント

単相200V用15A・20A兼用接地極付コンセント

単相200V用(15A・20A兼用)で、接地極が付いているコンセントです。


 

単相100V用15Aコンセント(露出形)

単相100V用15Aコンセント(露出形)

露出形のコンセントです。
壁に取り付けると埋込形のコンセントの場合は壁に埋め込まれた状態になりますが、露出形の場合は出っ張った状態になります。


 

防雨形コンセント

雨があたる場所などに取り付けられます。
建物の外の壁などでよく見かけるコンセントです。


 

フロアコンセント

床に埋め込まれるタイプのコンセントです。写真は2口です。
コンセントを使わないときは床の中?下?に収納できるのですが、しまい忘れて出しっぱなしにして、足の指をぶつけるとかなり痛いです! って、どうでもいいですね。


 

 


スポンサーリンク




 

 

電線の接続

 

リングスリーブ

リングスリーブ(中)

電線と電線を接続(圧着接続)するときに使用します。
サイズは「大」「中」「小」があります。
第二種電気工事士の技能試験でも使われますが、技能試験で使われるサイズは「中」と「小」になります。
接続する電線の太さと本数で使用するリングスリーブのサイズが決められています。
写真は中サイズのリングスリーブです。
ちなみに、リングスリーブで電線を接続(圧着接続)するときは、リングスリーブ用圧着工具が使われます。


 

差込形コネクタ

差込形コネクタ(3本用)

電線と電線を接続するときに使用します。
接続する本数に応じて何本用か使い分けます。
第二種電気工事士の技能試験でも使われますが、技能試験で使われるのは「2本用」「3本用」「4本用」になります。
写真の差込形コネクタは電線を差し込むところが3箇所あるので「3本用」のものになります。


 

ねじ込み形コネクタ

電線と電線を接続するときに使用します。
コネクタの中に電線をねじ込んで接続します。


 

圧着端子

No Photo

被覆を剥いた電線に圧着端子を取り付けて(圧着接続して)、機器などの端子に電線を接続するときに使用します。
圧着端子を電線に取り付けるときは専用の圧着端子用圧着工具を使用します。


 

圧着端子(絶縁被覆付)

絶縁被覆(写真の赤い部分)が付いている圧着端子です。


 

照明器具の接続

 

ランプレセプタクル

ランプレセプタクル(カバーなし)

屋内配線と照明器具の接続に使用します。
ランプレセプタクルは第二種電気工事士の技能試験でも使われますが、電線を接続するための「輪作り」で初めはみなさん苦労します。
写真はカバーを取り外した状態です。


 

引掛シーリング(角形)

引掛シーリング(角形、ボディのみ)

屋内配線と照明器具の接続に使用します。
天井に引掛シーリングを取り付けて、それに照明をぶら下げます。 よく見ますよね? そうでもない?
写真は引掛シーリング(角形)のボディだけです。


 

引掛シーリング(丸形)

引掛シーリング(丸形)

引掛シーリング(角形)の丸形バージョンです。
写真は引掛シーリング(丸形)のボディだけです。


 

キーソケット

屋内配線と照明器具の接続に使用します。
ソケット部分に電球を取り付けて、キー(ツマミ)を回して電球を点けたり消したりします。
最近は、キーソケットはあまり見ない感じもしますが・・・


 

プルソケット(親子タイプ)

屋内配線と照明器具の接続に使用します。
ソケット部分に電球を取り付けて、ヒモを引っ張って電球を点けたり消したりします。
最近は、プルソケットはあまり見ない気もしますが・・・


 

線付防水ソケット

臨時配線用のソケットです。
ソケットに電球を取り付けて使用します。


 

電線管

 

薄鋼電線管

金属製電線管のうち、管の肉厚が薄いのが薄鋼電線管です。
C管とも呼ばれます。


 

厚鋼電線管

金属製電線管のうち、管の肉厚が厚いのが厚鋼電線管です。
G管とも呼ばれます。


 

2種金属製可とう電線管

「可とう」とは曲げることができるという意味なので、曲げることができる金属製の電線管です。
写真もグニャっと曲がっていますよね。


 

合成樹脂製可とう電線管(PF管)

合成樹脂製可とう電線管(PF管)

「可とう」とは曲げることができるという意味なので、曲げることができる合成樹脂製の電線管です。
合成樹脂製可とう電線管には「PF管」と「CD管」があり、PF管は自消性がある合成樹脂製電線管で、CD管は自消性がない合成樹脂製電線管です。
写真はPF管で、PF管は第二種電気工事士の技能試験でも使われます。


 

合成樹脂製可とう電線管(CD管)

「可とう」とは曲げることができるという意味なので、曲げることができる合成樹脂製の電線管です。
合成樹脂製可とう電線管には「PF管」と「CD管」があり、PF管は自消性がある合成樹脂製電線管で、CD管は自消性がない合成樹脂製電線管です。
写真はCD管です。


 

硬質塩化ビニル電線管(VE管)

硬質塩化ビニル電線管(VE管)

硬質塩化ビニル電線管はVE管とも呼ばれています。
第二種電気工事士の技能試験でも使われ、メタルラス壁部分でのケーブルの防護管として使われます。


 

遮断器

 

配線用遮断器

配線用遮断器

配線用遮断器は、大きな電流が流れたときにパツンと切れて(OFFして)、電路を遮断するものです。
大きな電流が流れ続けて電線が燃えたりするのを防ぎます。(過電流保護)


 

モータブレーカ

電動機(モータ)回路に大きな電流が流れたときにパツンと切れて(OFFして)、電路を遮断するものです。
ちなみに、電動機に大きな電流が流れてしまっているような状態のことを過負荷といいます。


スポンサーリンク




 


 おすすめ記事



 


このエントリーをはてなブックマークに追加   

鑑別|配線器具・材料(1) 関連ページ

鑑別|配線器具・材料(2)
このページでは、第二種電気工事士筆記試験の「鑑別」で出題される配線器具・材料のうち、ボックス、コネクタ、カップリングなどについてまとめています。配線器具・材料は似たようなものが多いので、それぞれの特徴をおさえながらおぼえていくようにしましょう。
鑑別|機器(測定器、照明他)
このページでは、第二種電気工事士筆記試験の「鑑別」で出題される機器(測定器、照明他)についてまとめています。機器それぞれの特徴をおさえながらおぼえていくようにしましょう。
鑑別|工具
このページでは、第二種電気工事士筆記試験の「鑑別」で出題される工具についてまとめています。工具にも似たようなものが色々ありますが、それぞれの特徴をおさえながらおぼえていくようにしましょう。特徴をおさえるのが鑑別をおぼえるコツになります。