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平成25年度(2013年度)候補問題No.4単線図の解説
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このページに掲載している候補問題の単線図の解説は、平成25年度(2013年度)の候補問題の単線図の解説です。令和6年度(2024年度)の候補問題の単線図の解説は、こちらの令和6年度 第二種電気工事士技能試験の候補問題の単線図の解説のページを参考にしてみてください。
平成25年度(2013年度)候補問題No.4単線図の解説です。
平成25年度(2013年度)候補問題No.4単線図
平成25年度(2013年度)候補問題No.4の単線図は
配線用遮断器、漏電遮断器、接地極付20A250Vコンセントがある単線図
です。
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電源
この候補問題No.4の単線図の電源は2つあって、1つは「電源100V」、もう1つは「電源200V」になります。
スイッチ
スイッチは「イ」と「ロ」の2つがありますが、「イ」のスイッチで右側のシャンデリヤ(丸にCH、施工省略)、「ロ」のスイッチで左側のランプレセプタクルがONします。
配線用遮断器
左側に書かれている「四角にB」は配線用遮断器になります。
配線用遮断器は、回路にある大きさの電流が流れたときに電源側と負荷側を切り離すための機器です。(電源側と負荷側とは、この単線図上でいえば、配線用遮断器の左側が電源側、右側が負荷側になります。)
特記に「配線用遮断器は端子台で代用する」と記載されていますので、実際に技能試験で施工するときは本物の配線用遮断器を使用せずに端子台を使用します。
ですので、技能試験の練習をするときにも端子台を使って施工の練習をします。
漏電遮断器(過負荷保護付)
配線用遮断器の下にある「四角にBE」と書かれているものが漏電遮断器になります。
漏電遮断器は、回路に漏電が発生し異常な電流が流れた時に電源側と負荷側を切り離します。
漏電とは、通常、電流は電線だけを流れますが、この電流が大地に漏れて流れ出る状態のことをいいます。
また、括弧書きで「過負荷保護付」と書かれていますが、これは、「回路が過負荷の状態になったときにも電源側と負荷側を切り離す漏電遮断器です」という意味です。
過負荷とは、負荷がいっぱいで電流がものすごく流れてしまっている状態とイメージしておけばいいと思います。
特記に「漏電遮断器(過負荷保護付)は端子台で代用する」と記載されていますので、実際に技能試験で施工するときは本物の漏電遮断器を使用せずに端子台を使用します。
ですので、技能試験の練習をするときにも端子台を使って施工の練習をします。
接地端子
左側の「丸にアース記号」が書かれたものは接地端子ですが、特記に「接地端子は端子台で代用する」と記載されているので、端子台の1極を接地端子として使用します。
ちなみに、「接地」のことを「アース」という言い方もしますので、接地端子のことをアース端子と言うときもあります。
コンセント
この候補問題No.4のコンセントは単線図をみてみると、コンセントの横に「E 20A 250V」と書かれています。
この「E」の意味は「Earth(アース)」の意味なので、このコンセントは接地極付コンセントということになり、また、「20A 250V」と書かれているので、つまり、このコンセントは「接地極付20A250Vコンセント」ということになります。
ジョイントボックス
単線図中で「丸に斜め線3本」で書かれているものはジョイントボックスで、このジョイントボックスがある箇所で電線を接続します。
候補問題No.4の場合はジョイントボックスが1個ですので、この箇所で電線が接続されることになります。
使用するケーブルの指示
単線図の中で使用するケーブルの種類が指示されていないところでは、VVF1.6-2CまたはVVF1.6-3Cのケーブルを使用しますが、使用するケーブルの種類が単線図中で指示されているところではその指示されているケーブルを使用しなければなりません。
候補問題No.4の場合、「配線用遮断器に接続されるケーブルのところ」と「接地極付20A250Vコンセントに接続されるケーブルのところ」にそれぞれ「VVF2.0-2C」と「VVF2.0-3C」と記載されています。ですので、
「配線用遮断器に接続されるケーブルのところ」では「VVF2.0-2C」
「接地極付20A250Vコンセントに接続されるケーブルのところ」では「VVF2.0-3C」
のケーブルを使用しなけばなりません。
<VVF2.0-2C>
VVF2.0-2Cとは、
VVF:VVFケーブル(ケーブルの外装が平らなケーブル)
2.0:電線の心線の直径が2.0mm
2C:ケーブルの心数が2
という意味です。
<VVF2.0-3C>
VVF2.0-3Cとは、
VVF:VVFケーブル(ケーブルの外装が平らなケーブル)
2.0:電線の心線の直径が2.0mm
3C:ケーブルの心数が3
という意味です。
施工調略(一点鎖線)
一点鎖線で囲まれたところは施工省略、つまり、「作らなくていいですよ」という意味になります。
この候補問題No.4の場合、施工省略箇所は「左側の電源が書かれているところ」と「右側のシャンデリヤ(施工省略)が書かれているところ」になります。
左側の施工省略箇所では、端子台の左側が施工省略になっていますので、端子台の右側に電線を接続し、端子台の左側には何も接続されません。
右側の施工省略箇所ではシャンデリヤが施工省略されますので、施工するときはジョイントボックスからケーブルが出ているだけになります。
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複線図の書き方については、平成25年度No.4候補問題の複線図の書き方のページを参考にしてみてください。
単線図で使用されている図記号などの意味はこちらのページにまとめていますので、単線図の図記号をまだおぼえていない方は参考にしてみてください。
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