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電線許容電流(電技解釈第172条)

電線許容電流の問題は第二種電気工事士の筆記試験で毎年(毎回)出題されています。

 

電線許容電流とは、

 

電線の直径が○○mmまたは○○mm2のときにどのくらいまでその電線に電流を流してもよいか?

 

という値になります。

 

この電線許容電流の値は「電気設備技術基準とその解釈」の第172条で決められていて、例えば、直径1.6mmの電線が1本あったとして、この電線に流すことができる電流は27[A]までと決められています。

 

電線にその電線が耐えられないくらいの大きな電流が流れると電線は燃えてしまうので、電線に流してもよい電流の大きさが決められているんです。

 

第二種電気工事士筆記試験の電線許容電流の問題を解くためには、次の2つの表1、表2をおぼえておけばほとんどの問題を解くことができますので、最低限、下の表1、表2に記載されている値だけは暗記しておきましょう。

 

 

 

 

単線

直径

許容電流

1.6[mm]

27[A]

2.0[mm]

35[A]

2.6[mm]

48[A]

3.2[mm]

62[A]

 

 

 

より線

断面積

許容電流

5.5[mm2

49[A]

8[mm2

61[A]

14[mm2

88[A]

22[mm2

115[A]

     表1 絶縁電線の許容電流

 

表1は「単線」と「より線」に分かれていることに注意しましょう。表の上側が「単線」の場合で、下側が「より線」の場合です。
「単線」とは電線が1本の電線で作らてれいる電線のことで、「より線」とは数本の細い電線をより合わせて1本の電線に作られている電線のことをいいます。
ちなみに、第二種電気工事士の技能試験で使用されるケーブル(VVFケーブル、VVRケーブルなど)の電線は「単線」です。

 

表1をみると分かるように、例えば直径が3.2[mm]の単線の場合、この電線に流すことができる電流(許容電流)は62[A]までとなり、5.5[mm2]のより線の場合、この電線に流すことができる電流(許容電流)は49[A]ということになります。

 

同一管内の電線数

電流減少係数

3本以下

0.70

4本

0.63

5本または6本

0.56

表2 電線管などに収めて使用する場合の電流減少係数

 

表2は電流減少係数の値です。
電線数本を同じ電線管に入れたときには、その電線に流すことができる電流(許容電流)は電線1本のときよりも小さくなります。
それで、電線1本のときに対してどのくらい小さくなるかという比率を表したのが電流減少係数です。

 

この電流減少係数の値は表1の絶縁電線の許容電流と組み合わせて使われますが、例えば、直径2.0[mm]の単線があって、その電線3本が1つの電線管に入っているとすると、電線に流すことができる電流(許容電流)は、
35[A]×0.7=24.5[A]
と計算されます。

 

第二種電気工事士の筆記試験の問題では、「表1だけをおぼえておけば解ける問題」が出題されるときもありますが、「表1と表2のどちらもおぼえていなければ解けない問題」が出題されるときもありますので、表1と表2はセットでどちらもおぼえておくようにしましょう。

 

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