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第二種電気工事士技能試験の施工条件の解説 平成25年度上期試験(7/28実施)

平成25年度第二種電気工事士技能試験の上期試験(7/28実施)で出題された課題の施工条件の解説です。

 

施工条件は技能試験で課題を作るときに必ず従わなければならない条件ですので、施工条件に書かれている内容の意味を理解できるようにしておきましょう。

技能試験で出題された課題と施工条件(平成25年度上期試験(7/28実施))

平成25年度上期(7/28)に実施された第二種電気工事士技能試験の課題と施工条件

 

では、施工条件について1.から順番に解説していきます。

 

 


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施工条件
1.配線及び器具の配置は、図に従って行うこと。
  なお、「ロ」のタンブラスイッチは、取付枠の中央に取り付けること。

まず配線と器具の配置についてですが、これは読んだそのまんまの意味で、

 

配線と器具の配置を単線図と同じにしてくださいね!

 

ということなので、

 

平成25年度上期技能試験(7/28実施)の単線図と器具の配置

 

ということになります。

 

次にタンブラスイッチの埋込連用取付枠への取り付け位置については、「「ロ」のタンブラスイッチは取付枠の中央に取り付けること」と書いてあるので、

 

「ロ」のタンブラスイッチは埋込連用取付枠の真中に取り付けてね!

 

ということですね。

 

埋込連用取付枠

 

施工条件
2.ジョイントボックスは、打抜き済みの穴だけをすべて使用すること。

新品(未使用)のアウトレットボックスは穴はどこにも空いていないんですが、技能試験のときに支給されるアウトレットボックスには既に穴が空いています。なので、

 

空いている穴をすべて使って作ってね!

 

という意味ですね。

 

ここでちょっと注意ですが、技能試験のときに支給されるアウトレットボックスには既に穴が空いているので、ケーブルや電線を通す穴を間違えると「穴が無い!」って大変なことになります。使う穴(アウトレットボックスの向き)を間違えないようにしましょう。

 

新品のアウトレットボックスの写真

 

施工条件
3.電線の色別(絶縁被覆の色)は、次によること。
@電源からの接地側電線は、すべて白色を使用する。
A電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線は、すべて黒色を使用する。
B次の器具の端子には、白色の電線を結線する。
 ・ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子
 ・コンセントの接地側極端子(Wと表示)
 ・引掛シーリングの接地側極端子(接地側と表示)
C「ロ」のタンブラスイッチから負荷側の配線は、ジョイントボックスまで黄色の電線を使用する。

この3.は電線の色についての施工条件で、電線の色については施工条件で毎回指示されています。

 

基本的には、電源の接地側に接続される電線の色は「白色」、電源の非接地側に接続される電線の色は「黒色」になります。

 

では、@から解説します。

 

@電源からの接地側電線は、すべて白色を使用する。

「電源からの接地側電線」とは「電源の接地側に接続される電線」という意味なので、

 

電源の接地側に接続される電線には白色の電線を使ってね!

 

という意味になります。つまり、出来上がった課題の電源の接地側から接続されている器具まで電線をたどっていくと、その電線の色はすべて白色になっていなければなりません。ということですね。

 

A電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線は、すべて黒色を使用する。

「電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線」とは「電源の非接地側から点滅器とコンセントまで接続される電線」という意味なので、

 

電源の非接地側から点滅器とコンセントまで接続される電線には黒色の電線を使ってね!

 

という意味になります。つまり、出来上がった課題の電源の非接地側から点滅器とコンセントまで電線をたどっていくと、その電線の色はすべて黒色になっていなければなりません。ということですね。

 

B次の器具の端子には、白色の電線を結線する。

・ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子
ランプレセプタクルの受金ねじ部とは、ランプレセプタクルにランプを取り付けるときの金属製の受金のことで、ネジになっているところのことです。

 

ランプレセプタクルの受金ねじ部

 

なので、この施工条件の意味は、

 

受金ねじ部とつながっている端子(ネジ)には白色の電線を結線してね!

 

ということになります。

 

・コンセントの接地側極端子(Wと表示)
コンセントに電線を結線するときには裏面にある穴に電線を差込んで結線しますが、この課題で使われるコンセントには、接地側電線はこっちの穴に結線しなければならないという決まりがあります。(これを、「極性がある」と言います。)

 

その決まり通りにコンセントに電線を結線するためには、接地側電線をどっちの穴に結線するかが分からないといけないので、「接地側電線はこっちの穴ですよ!」と分かるように接地側電線を結線する穴の方には接地側を表わす記号が表示(下の写真では「W」と表示)されています。

 

コンセントの接地側極端子(Wの表示)

 

この接地側を表わす記号が表示されている方の穴が接地側極端子になるので、この施工条件の意味は、

 

コンセントの接地側を表わす記号が表示されている方に白色の電線を結線してね!

 

ということになります。

 

・引掛シーリングの接地側極端子(接地側と表示)
引掛シーリングに電線を結線するときには裏面にある穴に電線を差込んで結線しますが、引掛シーリングにも先ほどのコンセントと同じように、接地側電線はこっちの穴に結線しなければならないという決まりがあります。(極性がある。)

 

その決まり通りに引掛シーリングに電線を結線するためには、接地側電線をどっちの穴に結線するかが分からないといけないので、「接地側電線はこっちの穴ですよ!」と分かるように接地側電線を結線する穴の方には接地側を表わす記号が表示(下の写真では「接地側」と表示)されています。

 

引掛シーリング(角形)の接地側極端子(接地側の表示)

 

この接地側を表わす記号が表示されている方の穴が接地側極端子になるので、この施工条件の意味は、

 

引掛シーリングの接地側を表わす記号が表示されている方に白色の電線を結線してね!

 

ということになります。

 

C「ロ」のタンブラスイッチから負荷側の配線は、ジョイントボックスまで黄色の電線を使用する。

タンブラスイッチの配線は、電源の非接地側の配線がタンブラスイッチに接続され、そのタンブラスイッチの反対側から器具に接続され、器具から電源の接地側に接続されます。
すいません、ちょっと分かりにくいですか? 図で書くとこんな感じです。

 

タンブラスイッチの配線

 

それで、施工条件に書かれている「タンブラスイッチから負荷側の配線」とは、タンブラスイッチから器具側の配線のことを言います。

 

タンブラスイッチの負荷側の配線

 

なので、この施工条件の意味は、

 

「ロ」のタンブラスイッチからジョイントボックスまでの負荷側の配線には黄色の電線を使ってね!

 

という意味になります。つまり、出来上がった課題の「ロ」のタンブラスイッチの負荷側からジョイントボックスまで電線をたどっていくと、その電線の色は黄色になっていなければなりません。ということですね。

 

施工条件
4.ジョイントボックス部分を経由する電線の接続方法は、次によること。
@電源側電線(電源からの電線・シース青色)の接続箇所は、リングスリーブによる終端接続とする。
Aその他の接続箇所は、差込形コネクタによる接続とする。

ボックスは電線の接続部分を収納する箱みたいなもので、第二種電気工事士の技能試験では「VVF用ジョイントボックス」と「ジョイントボックス(アウトレットボックス)」があります。

 

VVF用ジョイントボックスは支給されないので技能試験では取り付けが省略されますが、アウトレットボックスは支給されるのでアウトレットボックスを使用する課題が出題されたときには、ちゃんと取り付けましょう。この課題の場合はアウトレットボックスなので、アウトレットボックスを取り付けなければなりませんね。

 

それで施工条件ですが、「電源側電線(電源からの電線・シース青色)の接続箇所はリングスリーブによる終端接続」、「その他の接続箇所は差込形コネクタによる接続」と書いてあるので、

 

電源からの電線に接続されている箇所にはリングスリーブを使ってね!

 

その他の箇所には差込形コネクタを使ってね!

 

ということになります。

 

それから、施工条件に書かれている「シース」とはケーブルの外装被覆のことで、シースが青色のケーブルはこんなのです。

 

シース青色のケーブル

 

ね? 外装被覆が青いでしょ?

 

このシースが青色のケーブルの電線が接続されるところは、「リングスリーブで接続しましょう」ということですね。

 

ついでに、リングスリーブと差込形コネクタはこんなのです。

 

リングスリーブと差込形コネクタ

 

施工条件
5.ねじなしボックスコネクタは、ジョイントボックス側に取り付け、スイッチボックス側への取り付けは、省略すること。

ねじなしボックスコネクタ(写真はロックナット、絶縁ブッシング付き)はこんなので、

 

ねじなしボックスコネクタ

 

通常、このねじなしボックスコネクタは、ねじなし電線管の両端に取り付けられます。

 

アウトレットボックスに取り付けたねじなし電線管とねじなしボックスコネクタ(両端)(取り付け例)

 

ですが、施工条件には「ねじなしボックスコネクタはジョイントボックス側に取り付け、スイッチボックス側への取り付けは省略。」と書いてあるので、この場合には、

 

ジョイントボックス(アウトレットボックス)側だけに取り付けてね!

 

ということになります。

 

アウトレットボックスに取り付けたねじなし電線管とねじなしボックスコネクタ(片端)(取り付け例)

 

施工条件
6.ねじなしボックスコネクタの止めねじは、頭部がねじ切れるまで締め付けること。

ねじなし電線管をねじなしボックスコネクタに固定するときには、止めねじのネジを締め付けて固定します。止めねじを最後まで締め付けると止めねじがポロっととれて、ねじなしボックスコネクタにねじなし電線管がしっかりと固定されます。

 

ねじなしボックスコネクタの止めねじ

 

なので、

 

ねじなしボックスコネクタの止めねじは頭部がねじ切れるまで締め付けて、しっかりと電線管をボックスコネクタに固定してね!

 

ということですね。

 

施工条件
7.ランプレセプタクル及び引掛シーリングは、台座のケーブル引込口を欠かずに、ケーブルを下部(裏側)から挿入して使用すること。

「ランプレセプタクル及び引掛シーリングは、台座のケーブル引込口を欠かずに」なので、支給されたランプレセプタクルと引掛シーリングをそのまま使用すればいいです。

 

それから、「ケーブルを下部(裏側)から挿入して使用すること」なので、ケーブルを器具の裏側から挿入して電線を結線すればいいですね。

 

つまり、

 

支給されたランプレセプタクルと引掛シーリングをそのまま使用して、ケーブルは裏側から入れてね!

 

ということになります。

 

ランプレセプタクルと引掛シーリング(角形)の施工例

 

 

 

平成25年度第二種電気工事士技能試験の上期試験(7/28実施)で出題された課題の施工条件の解説は以上ですが、施工条件は 毎回同じとは限りません ので、施工条件に書いてある内容を読んで理解できるようにしておきましょう。

 

作業に取り掛かる前に必ず施工条件を読もう!

 

それから、施工条件通りに作らないと欠陥になります。技能試験の重大欠陥と軽欠陥については、こちらの第二種電気工事士技能試験の重大な欠陥と軽微な欠陥のページにまとめていますので、どのようなものが欠陥になるのか事前に確認しておくといいと思います。

 

極性がある器具とない器具については、こちらの第二種電気工事士技能試験で使われる極性がある器具とない器具のページを参考にしてみてください。

 

本ページに掲載の単線図、施工条件は(一財)電気技術者試験センターが作成したものです。
本ページの内容に関するお問合せは本サイト管理人までお願いします。

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