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第二種電気工事士技能試験の施工条件の解説 平成23年度上期試験(7/24実施)

平成23年度第二種電気工事士技能試験の上期試験(7/24実施)で出題された課題の施工条件の解説です。

 

施工条件は技能試験で課題を作るときに必ず従わなければならない条件ですので、施工条件に書かれている内容の意味を理解できるようにしておきましょう。

技能試験で出題された課題と施工条件(平成23年度上期試験(7/24実施))

平成23年度上期(7/24)に実施された第二種電気工事士技能試験の課題と施工条件

 

では、施工条件について1.から順番に解説していきます。

 

 


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施工条件
1.配線及び器具の配置は、図1に従って行うこと。

これは読んだそのまんまの意味で、

 

配線と器具の配置を単線図と同じにしてくださいね!

 

ということなので、

 

平成23年度上期技能試験(7/24実施)の単線図と器具の配置

 

ということになります。(※技能試験では、VVF用ジョイントボックスの取り付けは省略されます。)

 

施工条件
2.配線用遮断器、漏電遮断器及び接地端子代用の端子台は、図2に従って使用すること。

配線用遮断器と漏電遮断器と接地端子がある課題では、配線用遮断器、漏電遮断器、接地端子の実物は使われず、代わりに端子台が使われます。

 

その代用方法(配線用遮断器、漏電遮断器、接地端子と端子台の端子の対応)の説明が図2で、図2のように端子台を使用すればいいです。なので、

 

配線用遮断器、漏電遮断器、接地端子の代用の端子台は図2のように使ってくださいね!

 

ということですね。

 

施工条件
3.電線の色別(絶縁被覆の色)は、次によること。
@電源からの接地側電線は、すべて白色を使用する。
A100V回路の電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線は、すべて黒色を使用する。
B次の器具の端子には、白色の電線を結線する。
 ・ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子
 ・コンセントの接地側極端子(Wと表示)
 ・配線用遮断器(端子台)の記号Nの端子
C接地線は、緑色を使用する。

この3.は電線の色についての施工条件で、電線の色については施工条件で毎回指示されています。

 

基本的には、電源の接地側に接続される電線の色は「白色」、電源の非接地側に接続される電線の色は「黒色」になります。

 

では、@から解説します。

 

@電源からの接地側電線は、すべて白色を使用する。

「電源からの接地側電線」とは「電源の接地側に接続される電線」という意味で、この課題の場合には「配線用遮断器(端子台)の「N」端子に接続される電線」ということになり、

 

配線用遮断器(端子台)の「N」端子に接続される電線には白色の電線を使ってね!

 

という意味になります。つまり、出来上がった課題の配線用遮断器(端子台)の「N」端子から接続されている器具まで電線をたどっていくと、その電線の色はすべて白色になっていなければなりません。ということですね。

 

配線用遮断器(端子台)の「N」端子

 

A100V回路の電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線は、すべて黒色を使用する。

「100V回路の電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線」とは「配線用遮断器(端子台)の「L」端子から点滅器、コンセントまで接続される電線」という意味なので、

 

配線用遮断器(端子台)の「L」端子から点滅器、コンセントまで接続される電線には黒色の電線を使ってね!

 

という意味になります。つまり、出来上がった課題の配線用遮断器(端子台)の「L」端子から点滅器、コンセントまで電線をたどっていくと、その電線の色はすべて黒色になっていなければなりません。ということですね。

 

B次の器具の端子には、白色の電線を結線する。

・ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子
ランプレセプタクルの受金ねじ部とは、ランプレセプタクルにランプを取り付けるときの金属製の受金のことで、ネジになっているところのことです。

 

ランプレセプタクルの受金ねじ部

 

なので、この施工条件の意味は、

 

受金ねじ部とつながっている端子(ネジ)には白色の電線を結線してね!

 

ということになります。

 

・コンセントの接地側極端子(Wと表示)
コンセントに電線を結線するときには裏面にある穴に電線を差込んで結線しますが、この課題で使われる単相100V用のコンセントには、接地側電線はこっちの穴に結線しなければならないという決まりがあります。(これを、「極性がある」と言います。)

 

その決まり通りにコンセントに電線を結線するためには、接地側電線をどっちの穴に結線するかが分からないといけないので、「接地側電線はこっちの穴ですよ!」と分かるように接地側電線を結線する穴の方には接地側を表わす記号が表示(下の写真では「W」と表示)されています。(この課題の場合、接地側電線は配線用遮断器(端子台)の「N」端子に接続される電線(白色)になります。)

 

コンセントの接地側極端子(Wの表示)

 

この接地側を表わす記号が表示されている方の穴が接地側極端子になるので、この施工条件の意味は、

 

コンセントの接地側を表わす記号が表示されている方に白色の電線を結線してね!

 

ということになります。

 

・配線用遮断器(端子台)の記号Nの端子
これはそのまんまの意味で、

 

配線用遮断器(端子台)の「N」端子には白色の電線を結線してね!

 

ですね。

 

C接地線は、緑色を使用する。

この課題の接地線は、接地極付コンセントの接地極と端子台の接地端子を接続する電線になります。

 

単線図での接地線

 

なので、

 

接地極付コンセントの接地極と端子台の接地端子を接続する電線には緑色の電線を使ってね!

 

ということになります。

 

施工条件
4.VVF用ジョイントボックス部分を経由する電線は、その部分ですべて接続箇所を設け、接続方法は、次によること。
@4本の接続箇所は、差込形コネクタによる接続とする。
Aその他の接続箇所は、リングスリーブによる終端接続とする。

ボックスは電線の接続部分を収納する箱みたいなもので、第二種電気工事士の技能試験では「VVF用ジョイントボックス」と「ジョイントボックス(アウトレットボックス)」があります。

 

VVF用ジョイントボックスは支給されないので技能試験では取り付けが省略されますが、アウトレットボックスは支給されるのでアウトレットボックスを使用する課題が出題されたときには、ちゃんと取り付けましょう。

 

それで施工条件ですが、「4本の接続箇所は差込形コネクタによる接続」、「その他の接続箇所はリングスリーブによる終端接続」と書いてあるので、

 

電線が4本接続される箇所には差込形コネクタを使ってね!

 

その他の箇所にはリングスリーブを使ってね!

 

ということになります。

 

それから、施工条件に書かれている「その部分ですべて接続箇所を設け」とは、

 

VVF用ジョイントボックスのところを通る電線は、VVF用ジョイントボックスのところで差込形コネクタまたはリングスリーブで接続してね!

 

という意味です。

 

ちなみに、リングスリーブと差込形コネクタはこんなのです。

 

リングスリーブと差込形コネクタ

 

施工条件
5.ランプレセプタクルは、台座のケーブル引込口を欠かずに、ケーブルを下部(裏側)から挿入して使用すること。

「ランプレセプタクルは、台座のケーブル引込口を欠かずに」なので、支給されたランプレセプタクルをそのまま使用すればいいです。

 

それから、「ケーブルを下部(裏側)から挿入して使用すること」なので、ケーブルを器具の裏側から挿入して電線を結線すればいいですね。

 

つまり、

 

支給されたランプレセプタクルをそのまま使用して、ケーブルは裏側から入れてね!

 

ということになります。

 

ランプレセプタクルの施工例

 

 

 

平成23年度第二種電気工事士技能試験の上期試験(7/24実施)で出題された課題の施工条件の解説は以上ですが、施工条件は 毎回同じとは限りません ので、施工条件に書いてある内容を読んで理解できるようにしておきましょう。

 

作業に取り掛かる前に必ず施工条件を読もう!

 

それから、施工条件通りに作らないと欠陥になります。技能試験の欠陥については、こちらの第二種電気工事士技能試験の欠陥と欠陥の判断基準のページにまとめていますので、どのようなものが欠陥になるのか確認しておくといいと思います。

 

極性がある器具とない器具については、こちらの第二種電気工事士技能試験で使われる極性がある器具とない器具のページを参考にしてみてください。

 

本ページに掲載の単線図、施工条件は(一財)電気技術者試験センターが作成したものです。
本ページの内容に関するお問合せは本サイト管理人までお願いします。

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